ビッグサイズの鶏天が3本!?名古屋で愛される“超弾力麺”の「鶏天うどん」とは?地元の子どもも大絶賛の巨大な「アップルパイ」も調査!
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている!その町で生まれ、根づく“愛されフード”を、加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、名古屋市瑞穂区の「手打ちうどん うえだ」の「鶏天うどん」と天白区の「ぱん くまくる」の「アップルパイ」です。
行列店「手打ちうどん うえだ」が移転オープン!

名古屋市瑞穂区の瑞穂通商店街にあるのが「手打ちうどん うえだ」。創業12年、もともと昭和区の御器所にあった行列ができる人気店です。移転のため2025年2月に閉店し、8月に瑞穂区に再オープンしました!

12年前からの看板商品「鶏天ぶっかけ」は、毎朝手打ちし、冷水と氷水で二度シメたコシの強いうどんに、ニンニクやショウガをひと晩漬け込んでカラっと揚げた、大きな鶏天が3本も乗った迫力満点の一品。自家製のだし醤油でいただくサクサクモッチリな食感です。
(加藤愛アナウンサー)
「麺を持ち上げると跳ね返ってくる!」
ちぎれを知らない“超弾力麺”の秘密とは?

ご主人によると、生地を折り返して片面を約8秒間踏む。それを3回繰り返すと、ちぎれを知らない超弾力麺ができるとのことです。実際に見せてもらうと、今回はなんと10秒でした!
(ご主人・上田勝己さん)
「毎年うどんの作り方を変えている。1年ごとにお客さんが求めるレベルが上がってくる。(麺は)グミみたいにモチモチしつつ、よく伸びても切れない。でも食感はやわらかい」

そして注目すべきは「鶏天」。“鶏天マスター”と呼ばれる店長の佐々木莉美さんが、1日20キロの鶏天を毎日作り続けています。
まかないから生まれた新感覚「肉辛まぜめん」

店長の佐々木さんが考案したメニューも食べなきゃ損!ある日、どうしても油そばを食べたい欲が抑えられなくなったご主人のために、佐々木さんがうどんのつゆに使う出汁で牛バラを茹で、中華麺の代わりにうどん、油の代わりに天かすとラー油で作ったのが「肉辛まぜめん」でした。
(店長・佐々木莉美さん)
「醤油をかけて、かき混ぜてズルズルっと」
あまりのおいしさにメニュー化され、常連さんがひっそりと楽しんでいる隠れ人気うどんとなりました。

(加藤愛アナウンサー)
「ちょっとピリ辛で、鶏天うどんと全然味が違う」
(店長・佐々木莉美さん)
「御器所時代から変わっていないですが、瑞穂区に来てからやたらとこのメニューが出る」
(ご主人・上田勝己さん)
「若い子には人気がある」
まかないから生まれた新感覚うどんも、瑞穂区に来なきゃ食べられない貴重な一品です。
パン職人こだわりの巨大アップルパイ

続いて紹介するのは、天白区「ぱん くまくる」「アップルパイ」です。野並駅より徒歩1分の立地で、バゲットなどフランスパンの生地を使ったハード系のパンが90種類ほど並ぶ人気店です。
(男の子)
「アップルパイがサクサクでほっぺたが落ちます」
そのサクサクのパイには、ハード系を得意とするパン職人ならではのこだわりが詰まっています。
(店主・熊野王介さん)
「パイ生地は、伸ばしていくとゴムのようにキュッと縮んでくる。それを生地に気づかれる前に織り込んで冷蔵庫で熟成させる」
生地が暴れ出さないよう、タイミングを見計らって手早く作業する技術が、サクサク感を生み出しているのです。

中に入っているリンゴは砂糖と煮るだけのシンプルな調理法ですが、「ジャムになる手前をそのままシンプルに入れているだけ」という絶妙なバランスで、リンゴの自然な甘酸っぱさが際立っています。
衝撃のサクサク感とりんごのおいしさが詰まったアップルパイは、1個でも焼きたてを予約できるのもうれしいポイントです。地元のキッズが大絶賛するのも納得の、食べなきゃ損する“愛されフード”でした!
CBCテレビ「チャント!」2025年12月15日放送より


