加藤愛アナが愛知県豊田市藤岡地区の愛されフード『ビッグボム』を調査! 爆発的に大きくておいしい!パリサク食感のシュークリーム
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『愛知県豊田市藤岡地区』の『ビッグボム』です。
思いきりかぶりつかないと食べられない衝撃の大きさ!
聞き込みをすると、『ビッグボム』は「子どもの顔くらい大きい」「他のシュークリームの3倍?」というお母さん方からの声が聞かれた巨大なシュークリームで、見慣れた地元の人にとっては、もはや驚くほどでもない藤岡のスタンダードだとか。パリッパリの皮もたまらない!『松華堂(しょうかどう)』という店の名物だそうです。
おじゃましたのは、オシャレで可愛い店構えの『松華堂 藤岡店』。お目当ての『ビッグボム』が登場すると、「見たことのない大きさ!」と加藤アナはビックリ! 一般的なサイズと比べておよそ2倍はあるこのシュークリームに思いきりかぶりつき、「おいしい! 皮がサクサクと口の中で崩れていく感じですね」とパリサク食感を楽しみました。
包む手間が生み出す皮の食感 + こだわりのクリーム
『ビッグボム』の最大の特徴であるパリサク食感の大きくて頑丈な皮は、シュー生地をパイ生地で包んでから焼き上げているのだとか。この“包む”ひと手間が補強となって、クリームをたっぷり入れてもビクともしない、鋼のシュー生地が出来上がるのです。
濃厚なコクとアッサリした後味を両立している中のカスタードクリームには、乳脂肪分の異なる4種類の生クリームを独自配合。「これだけボリュームがあるものを食べても、途中でしんどくならないお菓子にしたい…」。そんな思いから辿り着いたカスタードクリームなのです。
「お客様を喜ばせたい」思いの分だけ巨大化したスイーツ
『ビッグボム』は今から34年前に誕生。考案した店主は、豊田市内で60年以上続く和菓子店の長男で、洋菓子が好きだったことからパティシエを目指し修業。実家を継ぎ、本格的な洋菓子もメニューに加えようと最初に考案したのが、この『ビッグボム』なのです。試作をしていく中で、爆発したかのように予想以上に大きくシュー皮が焼き上がったのを見て、“爆発”を意味する英語の“Bomb(ボム)”と名付けました。見たことのない巨大シュークリームの人気は高まり、ある日、常連さんから「もっとビッグなものを」との要望が! 子どもの誕生日ケーキの代わりにと依頼を受けたのが始まりで、その大きさはビッグボムのおよそ2倍! その名も『スーパービッグボム』はその後も30年間改良が続けられました。
さらにはこれを上回る大きさに挑戦したパティシエールがいて、なんと総重量1.4キロのその名も『ウルトラスーパービッグボム』を完成させたのです。「お客様を喜ばせたい…」。思いの分だけ巨大化してきた豊田市藤岡地区の愛されスイーツでした。
(CBCテレビ「チャント!」4月25日(木)放送より)