千原ジュニアの令和におけるお笑い視点に「ゴゴスマ」石井アナも納得
生配信初出演の千原ジュニア(千原兄弟)。石井亮次アナウンサーが距離を縮めたいとだした提案から、ジュニアが思うこの10年の時代とともに変わるお笑いの変化や、「説明が必要になった」令和の笑いについて本音で語りました。「ゴゴスマ生配信#33」10月6日の配信から。
石井アナとジュニアの微妙な距離感
4月にゴゴスマ加入後、コロナ禍の関係で数えるほどしかスタジオに来ていなかったジュニア。ほかの出演者がいなくなったスタジオで「(生配信は)何したらいいんですか?」と落ち着かない様子でスタート。
石井アナは早く距離を縮めるべく、ジュニアの著作『うたがいの神様』(幻冬舎よしもと文庫)を読んでいたことを告白。
ジュニア「持ってこなくていいんですよ!」。
ジュニアの抗議をサラッとききながして、本文中とくに印象に残ったところをピックアップ。
「『アホか』ってだれかをつっついてみんなで笑う、否定の笑いはボクの中ではもう古いと思っています。それよりも肯定した笑いのほうがみんな元気になるやろなと」
熱く朗読する石井アナに、視線が右へ左へと泳いで落ち着かないジュニアは苦笑い。
本気で「10年前に気づいてたジュニアさんはすごい」と感動したことを伝えるも、ジュニアにはいじっているように見えると返します。
今のお笑いは“やさしくて誰かを傷つけない”
石井アナもジュニアが10年前に本に書いていた通りお笑い界の潮流は変わってきたと肌で感じていたので、それをジュニアにぶつけてみます。
石井アナ「坂上忍さんとか、有吉(弘行)さんやマツコ(デラックス)さんも10年前は辛口ツッコミだったでしょ。いつの間にか優しい人になってるじゃないですか。時代に合わせてるんじゃないかと思いますけど」 ジュニア「そうなんじゃないですか?世間自体がそうやし」
石井アナは、やさしくて誰かを傷つけない笑いの時代になったことについて、かつて「ジャックナイフ」と呼ばれていたジュニアが、時代が元にもどっていくことがないと言い切り、今の状況を受け入れている様子に納得します。
時代とともに変わっていくジュニアのお笑いスタイル
ジュニア自身も、時代とともに自身のお笑いスタイルが変わってきたとのこと。 以前は「いかに説明しないか」というところに美学を持っていたけど、最近では説明なしではウケないことを実感しているとのことです。
ジュニア「例えば、ペットボトルでも『綾鷹』と書いて、ひらがなでふりがなふって、キャップに矢印書いて、開ける閉めるまで書いていますよ」
その後も配信では、ジュニアが石井アナのひそかに心の師と仰いでいるお笑い芸人がいることを見抜き、お笑いから学んだ話し方の原点が丸裸にされました。
ゴゴスマ生配信企画「あと10分、生でしゃべります」は、ゴゴスマの地上波放送終了直後に、MC石井亮次と出演者が、その日の放送で起こったことからテレビで話せないぶっちゃけ話までさまざまに語るYouTubeライブです。