今も輝くビートルズのメッセージ
後藤克幸
毎週土曜朝のCBCラジオの情報番組「広瀬隆のラジオでいこう」の中、
7時台後半に「健康ライブラリー」という健康情報コーナーを担当しています。
そのあと8時台に「そんなわけでリクエスト・ザ・ビートルズ縛り!」というトーク枠では、パーソナリティーの広瀬さんと私で、ビートルズの曲をかけながら、
ビートルズの音楽や60年代の社会や文化についていろいろな角度から
楽しい話題を毎週お届けしています。
番組がきっかけで、このほど、広瀬さんと私のユニークな対談集が出版されました!
★「今夜も肴はビートルズ!」という本です。
名古屋の文化発信に取り組む地元の出版社「ゆいぽおと」から発売です。
この本は・・・(下の「続きを読む」をクリックしてください)
紅葉狩り(もみじがり)のなぜ?
石塚元章
先日、京都の永観堂を訪ねる機会がありました。
ご存知、紅葉の名所です。
京都・永観堂(禅林寺)の紅葉
<撮影/2014年11月某日>
素晴らしい紅葉のグラデーションと、
紅葉しない木々の緑や、黒っぽく浮かび上がる建物とのコントラストも見事です。
そういえば、「紅葉狩り」(もみじがり)という言葉、ちょっと不思議ですよね。
「狩り」の本来の意味は山などに入って獣を捕らえること...ですから。
解散とバンザイ、そして...
石塚元章
衆議院が解散するとき議員のみなさんが「バンザイ」をする。
衆院解散は、いわば「君たち全員クビですから」と言われたのと同じ。
ならばバンザイでもあるまいとも思うのだが...。
実は、明治30年(1890年)に帝国議会が解散した際、
「万歳と呼ぶ者あり」と議事録にあるのがその最初ではないか...とされているが、
ではなぜ定着したのかについては、"やけっぱち説"から、"なんとなく慣例に"...まで
諸説あって、結局わからない。
先日の解散の際(2014年11月21日)には、
衆議院の解散
わが国の国会は衆議院と参議院の二院制となっています。衆議院議員の任期は4年、参議院議員の任期は6年ですが、日本国憲法第7条に、天皇の国事行為として、「内閣の助言と承認により」「衆議院を解散すること」、と書かれています。これより衆議院が解散されると、任期中であっても衆議院議員は議員の身分を失い、総選挙が実施されます。また、参議院には解散はありません。
ところで憲法69条には、内閣不信任案が衆議院で可決された場合、または、内閣信任案が衆議院で否決された場合は、内閣は総辞職するか国会を解散しなければならないとの趣旨の記載があります。この場合も、解散の手続きは憲法7条によるわけですが、実際には、69条の場合だけに限定せず、7条の規定にある、「内閣の助言と承認」、つまりは、内閣総理大臣の判断で(総理大臣以外のすべての閣僚が解散に反対すれば、すべて総理大臣が罷免して、総理大臣がすべての大臣を兼ねることも理論的には可能だからです)国会が解散できるとされ、実際に日本国憲法下で、69条の場合以外にも衆議院が解散され総選挙が行われてきました。
今でも衆議院の解散は69条の場合にだけすべきとの見解もありますが、解散は69条の場合だけに限定されないという内閣の答弁書も以前に出ていて、一般的にも、憲法7条により、総理の判断で、しかるべき時期に民意を問うため解散できるとの解釈が定着しています。解散は総理の専権事項といわれるのはこのためです。