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内臓脂肪の恐ろしさ&名医に聞く撃退法

内臓脂肪の恐ろしさ&名医に聞く撃退法

サマリーSummary

ゲスト:原西孝幸(FUJIWARA)
ドクター:あさの金町クリニック 院長 医学博士 浅野次義
みなさんは内臓脂肪を気にしていますか?実は、溜まってしまった内臓脂肪を放置するとさまざまな病気につながり、最悪の場合生命に危険が及ぶ可能性もあるといわれています。そこで今回は、内臓脂肪について徹底リサーチ!名医おすすめの改善法もご紹介します。

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。

今回のテーマは「~あなたの食生活は大丈夫?~実は恐ろしい内臓脂肪

みなさんは内臓脂肪を気にしていますか?実は、溜まってしまった内臓脂肪を放置するとさまざまな病気につながり、最悪の場合生命に危険が及ぶ可能性もあるといわれています。そこで今回は、内臓脂肪について徹底リサーチ!名医おすすめの改善法もご紹介します。

内臓脂肪の基礎知識

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

<脂肪はなぜ悪者扱いされる?>
先生曰く、脂肪が悪者扱いされるのは過剰に蓄積すると身体に悪影響を及ぼすから。そんな脂肪は、大きく2つにわけられるそうです。
(1)皮下脂肪
皮下脂肪とは、皮膚のすぐ下に溜まる脂肪の事。多くても病気につながる危険性は少ないとわれています。ただし、皮下脂肪の多い状態が続くと、ひざなどの関節障害や睡眠時無呼吸症候群などを引き起こす可能性が高くなるそうです。
(2)内臓脂肪
内臓脂肪とは、内臓の周りにつく脂肪の事。外部から内臓を守る役割がありますが、多くなるとさまざまな病気の引き金になってしまうといわれています。内臓脂肪が100平方センチメートル以上ある場合は、メタボリックシンドロームと診断されるそうです。

<自宅で簡単!内臓脂肪セルフチェック>
おへその周りを測ってみましょう。男性は85cm以上、女性は90cm以上の場合、内臓脂肪の面積が100平方センチメートル以上ある可能性があるそうです。

<内臓脂肪が病気の引き金になる理由は?>
必要以上に内臓脂肪が蓄積すると、さまざまな「悪玉ホルモン」を分泌してしまうといわれています。悪玉ホルモンのなかには、インスリンの働きを邪魔して血液中の糖を増やすものや、血圧を上げるホルモンを増やすもの、血液をサラサラにするホルモンの働きを抑え血栓を出来やすくするものなどがあるのだとか。そのため、放置していると糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などにつながる恐れがあるそうです。

<日本人は内臓脂肪がつきやすい!?>
日本人は、欧米人に比べて内臓脂肪が溜まりやすい体質だといわれています。古くから肉食中心だった欧米人は、脂肪を大量に摂取してきたので安全な皮下脂肪に溜める能力が発達。一方、近代になって食事が欧米化した日本人はその能力が低く、内臓脂肪がつきやすいのだとか。また、女性は男性に比べて皮下脂肪が溜まりやすく内臓脂肪が少ないそうですが、閉経などで女性ホルモンが減少すると内臓脂肪が溜まりやすくなってしまうそうです。

内臓脂肪が増える主な原因は「生活習慣」

原因(1)糖質が多い食事をたくさん摂る
糖質は、小腸で分解され血糖になり身体のエネルギーになりますが、余った血糖は脂肪細胞に変換されます。そのため、糖質を摂りすぎると内臓脂肪が増えてしまうそうです。

原因(2)食事をするスピードが速い
ゆっくり食事を摂ると、食事中に満腹中枢が刺激されて、満腹になったことを感じ食べる量が抑えられます。一方、早食いだと満腹感が得られる前に食べ物を口にしてしまうため過剰に食べてしまいやすいそうです。

原因(3)食事時の噛む回数が少ない
噛む回数が少ないと、満腹中枢が刺激されず満腹感を感じにくくなるため、食べ過ぎにつながり内臓脂肪がつきやすくなってしまうそうです。

原因(4)若い頃に痩せていた
成人までに痩せていた人は、その後に太ると内臓脂肪がつきやすくなるそうです。

原因(5)運動不足
運動不足は、食事で摂ったエネルギーが消費できないだけでなく、筋力が減少して基礎代謝が低下するため内臓脂肪がつきやすくなるそうです。

原因(6)睡眠不足
眠っている時は、食欲を抑えるレプチンというホルモンが分泌されますが、睡眠不足だと分泌されにくくなり食べる量が増える傾向にあるそうです。

名医が教える内臓脂肪撃退法

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

医師が自ら実践したおすすめの内臓脂肪撃退法を2つご紹介します。

~ドクターおすすめ内臓脂肪撃退法(1)高野豆腐を使ったダイエット~
先生曰く、高野豆腐は内臓脂肪を燃焼させる作用のある「ベータコングリシニン」という成分が多く含まれているので、バランスの良い食事の中に高野豆腐をとり入れるのがおすすめ!お米やパンなどを減らして、代わりに高野豆腐をとり入れると食事の満足感はそのままで糖質の摂取量も減らせるそうです。また、今の時期におすすめの食材がブロッコリースプラウト。内臓脂肪を減らす効果が期待できる「スルフォラファン」という成分が豊富に含まれているそうです。

~ドクターおすすめ内臓脂肪撃退法(2)ゆるジャンプ&ゆる糖質制限~
縄跳びは、自転車やランニングよりも運動強度が高い場合があるそうです。それを応用した「ゆるジャンプ」は、足がもつれて転倒する心配も少ないので運動初心者にもおすすめ!ゆるジャンプと併せて「ゆる糖質制限」を一緒に行う事が大切だそうです。

<「ゆるジャンプ」のやり方>
(※心臓病や脳血管の病気などで運動を止められている人、ひざ痛や腰痛など整形外科関連の病気がある人は控えてください)
▼足首手首をゆっくり回し ひざの屈伸を10回程度行う
▼手を自然に下ろし 前を向きながらかかとが床から少し離れる程度に跳ぶ
※実際に行う際は近隣の方や時間に配慮して行なってください。
▼1、2、3と数を数えながら行い着地をする時はひざを軽く曲げる
ジャンプは、無理のない回数から始めれば良いとの事です。ちなみに、先生はゆるジャンプを1分間に100回、朝・昼・晩の1日3回ほど行なっているそうです。

<「ゆる糖質制限」のやり方>
方法は、朝はしっかり食べて、お昼と夜の糖質を減らすだけ。普段摂っている糖質を10とした場合に、そのうちの2程度を減らすイメージで行うと良いそうです。

~生活習慣を改善して内臓脂肪の蓄積を防ぎましょう~
先生によると、内臓脂肪を改善するには「バランスのとれた食事」「適度な運動」「十分な睡眠」が大切との事。皮下脂肪よりも先に燃焼されるためダイエットも効果的だそうです。

(2021年11月28日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)

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