次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組CBCラジオ『アナののびしろ』。友廣南実アナウンサーの「笑っチャージ」は、リスナーが夜寝る前にクスッと笑って、明日からまた元気に過ごせるようなエネルギーチャージを目指すコーナーです。2月20日の放送では、熱狂的な阪神タイガースファンである友廣が、独自のポジティブ応援スタイルと、バンテリンドームで同期の中村彩賀アナウンサーと観戦するたびに味わう「切なさ」について語りました。封印しているタイガース愛もうすぐ侍ジャパンが名古屋にやってきます。WBCが終わると、いよいよ日本プロ野球も開幕。待ちに待った野球シーズンの到来です。大阪出身の友廣は筋金入りの阪神タイガースファン。ただし、ここは青い血が流れる人がほとんどの名古屋です。友廣はラジオやテレビでは、誰かに話を振られるまで自分からタイガースの話題を出さないよう気を遣っています。世間的にタイガースファンといえば、「熱狂的すぎる」「口が悪い」「バンテリンドームなのにホームみたいに応援するから我が強い」など散々な言われようです。「これはほんとに一部であって。私、タイガースファンだけどそんなことないよ、というのを今日は伝えたい」ひときわ熱く盛り上がるのが、甲子園のライトスタンド。得点されようものなら「何やってんねん、お前は。帰れよ!」と怒号が飛び交います。「こどもを連れていけないレベル。教育に悪い場所です(笑)」選手自身が「ライトを守りに行きたくない」と言うほど、後ろからの批判の声が厳しい場所なのです。ポジティブ応援の流儀もちろんそれは全員ではないと前置きした上で、友廣は「その中でポジティブな掛け声をしてきました」と胸を張ります。たとえばピッチャーが打たれて点数が入ってしまった。「何してんねん」という空気が漂う中、友廣はアナウンサーとして培った大きな声でこう叫びます。「がんばれがんばれ湯浅!がんばれがんばれ湯浅!」このポジティブ応援はバンテリンドームでも健在です。周りがドラゴンズファン一色であっても大声で叫び続けるため、周囲からは「何言ってんのこの人」と笑われるような浮いた存在になっているそう。一緒に行った友達にはまず引かれ、「うるさいし恥ずかしいからやめて」と言われることもあります。それでも友廣はまったく気にしません。「だって、選手にこの熱い気持ちを伝えないといけない。点が入ったとしても、これからもずっと仲間だよ、味方だよって伝える。これがファンの使命だと思ってます」同期との切ない格差名古屋に来てからもバンテリンドームへ応援に行くことが多い友廣ですが、最近は勝ち負け以上に引きずってしまうことがあるといいます。よく一緒に観戦に行く同期の中村彩賀アナウンサーは、『サンデードラゴンズ』の担当とあって球場でもたくさんの方に声をかけられる人気者。「写真撮っていいですか」と声がかかるたび、カメラを渡されるのは、いつも隣にいる友廣です。撮影して返すと、握手やらでワーキャーと盛り上がるファンたちは、友廣の存在にはもちろん気づいていません。それが毎回のことだといいます。「もちろん、私は試合を見に行ってます。応援に行ってます。野球が見たい。だけど!同期で一緒のアナウンサーをしている身としては切ない、なんか悲しいんだもん。タイガースが勝っても、なんかどこかちょっとモヤモヤしているくらい(笑)」この状況を、友廣はかなり気にしていました。ビジュオッケーでピースところがある日のこと。中村とふたりで歩いていた時に、本当に一度だけ、「写真撮っていいですか」と友廣に声をかけてくれた方がいたのです。「初めてですよ!中村を差し置いて私に声をかけてくれた。うれしい!」これまでの悔しさがすべて忘れられると思った友廣は、笑顔で「もちろんです」と即答。前髪を直し、リップがついているか、さっき食べたご飯が歯についていないかを手鏡で確かめます。ビジュアルオッケー。万全の状態でカメラに向かい、イエーイとピースしました。「後ろだけかい!」そのとき、相手からまさかの一言が飛んできます。「違う違う違う。後ろ、後ろ向いてください」友廣がいつも着ているタイガースのユニフォームには、背中に刺繍で「虎愛」と入っており、その周りには10人以上の選手のサインがずらりと並んでいます。その方が撮りたかったのは友廣ではなく、この珍しいユニフォームだったのです。「切なすぎる!恥ずかしいよ、もう」友廣がアナウンサーだということももちろん知りません。相手からすれば、急にポーズを決め始めた見知らぬ人です。「マジでこいつ何やってんの、っていう顔で見られてるんですよ」初対面の相手に向かって思わず「後ろだけかい!」とツッコんでしまった友廣でした。最後は自分自身にエールを送ります。「がんばれがんばれ友廣!負けるな、がんばれ友廣!いけるぞ、がんばれ友廣!がんばれがんばれ友廣!」(minto)