CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

退職金を老後の資金に。今から準備しておくべきこと

退職金を老後の資金に。今から準備しておくべきこと

多くのサラリーマンが生涯で最もまとまったお金が手に入るタイミングといえば退職金ですが、悩むのがお金の使い道。まとまったお金が入ってくると金銭感覚がマヒする危険があるかもしれませんし、老後のためにできるだけ増やしたいという思いもあることから、使い道には十分注意しなければなりません。そこで、7月13日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、小宇佐・針田(こうさ・はりた)FP事務所のファイナンシャル・プランナー、伊藤勝啓さんが退職金の適切な使い方について解説します。

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

退職金で投資をする人は何%?

お金の診断・相談サービスを行なっている「マネイロ」が40代、50代で3,000人ずつにアンケートを実施したところ、現在投資を行なっているかどうかで退職金の使い道が変わってくることが判明。

調査対象が「3分投資診断」の利用者であるため、資産形成やお金に関心がある人が多い傾向にある点には注意が必要ですが、「退職金を運用の元手にして投資する」と回答したのは約15%。

ただ投資経験がある方だと約25.1%であるのに対し、投資未経験の方は約5.7%に留まっています。
伊藤さんは「退職金をもらっていきなり投資を始めるというよりは、現役時代に少しでも投資に触れているかどうかが、その後の判断に影響している」とまとめました。

現金で持ち続けると損な時代に

では、退職金のお金は何に回す人が多いのでしょうか?

投資経験の有無に関わらず最も多かったのはやはり銀行預金で、「減らさずに老後の資金に用意しておきたい」という考えが強いよう。

投資経験者では35%、未経験者だと49%が銀行預金を選んでいるとのことです。

長かったゼロ金利を脱出し、今や預金金利も上がってきたものの、率はまだ低く、物価高のスピードには追いついていません。

インフレ時代はそのまま現金を持っておくと損と言われます。伊藤さんによれば「全部投資しましょうというわけではないですが、生活費として守るお金と将来に備えて育てるお金を分けるということになりますね」とのこと。

退職金が多い人ほど投資する?

退職金の一部を無理のない範囲で投資に回したほうが良いとのことですが、「そもそも退職金が多い人でないと投資に回せないのでは?」との疑問も。

ここで興味深いデータがあります。
退職金が3千万円以上が見込まれる人でも、投資未経験者で「資産運用に回す」と答えた人は4.3%。

一方、投資経験者では退職金が500万円未満の見込みでも、20.7%が「投資に回す」と答えています。投資を経験したことがあるかないかで、退職金の使い道が変わってくるようです。

今は若いうちから株やNISA、iDeCoを行なう人も増えているため、後に退職金を投資に回す方も増えていきそうですね。

退職金をもらう前に必要な準備

では、退職金をもらう前に気をつけておく必要があることは何でしょうか?

伊藤さんはここで確認すべきことを3つ挙げました。

1つ目は退職金の見込み額で、規定の確認や人事部などへの相談、企業型DCの残高確認を行なうのが良いとのこと。

2つ目は老後資金を使うお金と守るべきお金、育てるお金に分けることで、例えば近い将来に使う生活費は預金で確保しつつ、10年以上使わないお金はNISAなどを活用して長期分散での受け取りを検討。

そうすると退職金を一括で受け取った際に、見たことがない大金が入ってきて思わず浪費してしまうということを防ぐことができます。

3つ目は少額でも良いため今から投資経験を積んでおくことで、長期積立分散という考え方に慣れておくことが大事とのことです。

金融機関に勧められるまま、大金を投資信託に預けてしまったりすると、後で損をする場合も出てくるかもしれませんので、要注意です。
(岡本)
 

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP