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村田雄浩【スジナシ】部屋には2人 絶妙な空気感に鶴瓶「もうちょっと見たかったでしょ?」

【2008年4月20日放送】
今回のゲストは村田雄浩さん。俳優として数々の賞を受けている実力派の登場だ。寡黙で実直な役から3枚目的な役まで幅広くこなす村田。今回どのようなスジナシを見せてくれるのか、嘗てドラマで共演したことがある鶴瓶もワクワクしている様子。

そんな中年男性に設定されたセットは「若い女性のマンション」。観る側の興味は、男2人とその女性の関係がどういうものか、ということだろうか。と、その前に恒例となった“観客から鶴瓶への要望”。今回は「嘘がばれて欲しい」。当然、村田はこの要望を知る由もない。そんな状況で、スジの無い中、打ち合わせも無く、鶴瓶は嘘がばれなければならないのだ。かなり高度な要望となった。

ドラマは村田板付き(=既にセットの中に居る事)、鶴瓶フレームインで始まった。開始早々、村田はベッドの横になり、携帯で何やらメールでもしている様子。ここの住人か?そこに呼び鈴を鳴らさずドアをガチャガチャと開けようとする鶴瓶。村田が扉を開けたところで、2人は緊張の初対面。「ユキは・・・。ユキはどこですか・・・」と言ったのは鶴瓶。鶴瓶はこの部屋に住むユキという女性の父親だと名乗る。突然の父親の訪問にビビリまくる村田。しかも鶴瓶は娘の年齢を19歳と言う。予想外の低年齢な設定に、村田は恐縮しまくる。この時既に、村田はユキと付き合っている男性という設定で、物語が進行していた。それだけに予想外の父親の訪問、さらに予想外の19歳。村田の芝居は、おどおどモード全開となる。そんな困っている鶴瓶は執拗に攻め立てる。「何歳違うと思っているんだ」「どうして知り合ったんだ」「なんでここにいる」連続質問攻めに、村田のおどおどモードもマックス。そこに鶴瓶のこの台詞。「だいたい家賃も私が払っているんだ!」するとそれまで攻められていた村田が「・・・いや・・・家賃は・・・私が・・・」このショートパンチが意外にも鶴瓶にクリーンヒット。今度は鶴瓶がおどおどモードに変換。続けざまに村田は、ユキを工事現場で怪我させてしまい、そのことがきっかけでユキと知り合ったと言う。しかし鶴瓶はユキの怪我のことは知らない様子。村田に少なからず?マークが浮かび始めた。そして決定的な発言が鶴瓶からもたらされた。「ユキに20万貸してるんだが、今日ユキが居ないから、20万・・・いや10万・・・あ、5万でも・・・なんとかなりますか」ここにきて村田の疑惑が確信に変わる。「あたな本当にお父さんですか」この瞬間に“嘘がばれた”鶴瓶は最高のおどおど&逆切れモードに入る。とそこで村田がセットに飾ってある奇妙な写真を発見する。人相の悪い男が綺麗なフォトスタンドに飾られているではないか!「誰これ?」そのあまりにも怪しい顔に2人は混乱の境地に達したところで、OKの声がかかり終了。

困難な要望をクリアーし、2人で積み上げた傑作スジナシも、人相の悪い男の写真にオチを奪われてしまったのだった。

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