健康診断の結果が「要経過観察」。お金はどれだけ損する?
若い時はお金がなくて悩むことが多かったものですが、歳をとるとお金ができても健康に不安を感じるもの。お金と時間と健康が揃っている時期は意外と短いものですが、7月6日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、健康とお金に関する相談に、小宇佐・針田(こうさ・はりた)FP事務所のファイナンシャルプランナー、徳山誠也さんが回答しました。聞き手は北野誠と大橋麻美子です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く一生にかかる医療費はどれぐらい?
今回、番組で取り上げた相談は次のとおりです。
「先日の健康診断で初めてC判定、要経過観察をいくつか受けてしまいました。
老後のお金はNISAや貯金で何とか準備してきたつもりですが、お金のことばかり気にして自分の身体のことは後回しにしていたなと反省しています。
健康かどうかで老後にかかるお金や受け取れるお金は、実際にどれぐらい変わってくるものなのでしょうか?専門家の視点で教えていただけないでしょうか?」(Aさん)
2022年の推計によりますと、日本人が一生の間に使う医療費は平均で約2,755万円だそうですが、健康保険が適用されるため、窓口で実際に負担するのは約455万円とのこと。
支払う時期は、なんと半分近くが70歳以降に集中。75歳以上になると現役世代の4~5倍ほどかかるそうです。
そのため医療費により、老後資金が思ったよりも減ってしまうことがよくあるそうです。
経過観察を放置すると…
では、Aさんのように健康診断で「経過観察」と言われた場合、後にどれぐらいお金がかかるのでしょうか?
例えば糖尿病の場合、2型と呼ばれるものでも生涯医療費は830万円、合併症が重なると1千万円を超えるといわれ、人工透析となると年間500万円ほどかかります。
自己負担額は月数万円程度に抑えられることはできますが、透析は週3回、数時間必要となるため、時間的にも体力的にも大きな負担となります。
「糖尿病に限らず、生活習慣病というのは少なからずお金と時間が必要になってきます。なのでC判定といって侮らず、将来の数百万円の請求書の予告状と考えていただいて、早めにお医者さんに行くのが重要かなと思います」とアドバイスする徳山さん。
健康は財産のひとつ!
健康だとさらに得することがあるそうです。
イマドキの健康保険や医療保険には「健康割引」というしくみがあり、タバコを吸わないと安くなる非喫煙者割引や、血圧やBMI、血液検査などの数値が良いと割引が適用されるものも。
適用されるのとされないのとでは1.3~1.5倍の差があるそうで、何年も保険料を払い続けていると100万円単位で得することもあるそうです。
健康寿命が長い方が良いのは当然ですが、介護が必要となると、期間は平均で4.7年ぐらい、月々に必要な費用は9万円ぐらいかかるそうで、全体としては540万円ぐらいかかることになります。
また、健康な期間が長ければ長いほど働くことができるので、やはり家計にとってもプラス。
これらすべてが実現できれば、3千万円ほどプラスになりますので、将来も健康に生き続けるためには、普段から健康を意識しておく必要がありそうです。
(岡本)
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