学園祭での自衛隊ブースは、なぜ中止されたのか?
共同通信によると、学園祭の「名大祭」で自衛隊ブースが中止になった問題で、6月17日に名古屋大学は防衛省自衛隊愛知地方協力本部に謝罪したことを明らかにしました。16日、防衛省が「出展中止は極めて遺憾」との立場を公式Xで表明したことに対し、名古屋大学は「十分な検証を行なわずに、関係部局のみで判断した」とホームページで経緯を説明。「今回の混乱を招いた責任はすべて大学にあります」「経緯にガバナンス上の課題があったと受け止め、今後、検証、改善していく所存です」とコメントしました。20日放送『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)では、このニュースに対してパーソナリティの北野誠と加藤由香アナウンサー、オリンピア法律事務所の原武之弁護士がコメントします。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く中止になった理由
そもそも、なぜ自衛隊のブースは出展中止に至ったのでしょうか?
今年1月、名大祭実行委員会から自衛隊の愛知地方協力本部に「災害時の活動内容や専門的な知識について伝えたい」と出展を依頼。
それを受けて自衛隊は、車両やパネルの展示、体力測定などを行うブース出展を予定していました。
ところが6月12日、名古屋大学職員組合が突如出展中止を求める声明を発表。
「自衛隊の本質が軍事組織であることを覆い隠し、『かっこよさ』や『安心感』を植え付ける一面的な宣伝活動」だと主張し、軍関係機関との共同研究などを拒む『名古屋大学平和憲章』の精神を踏みにじる行為」と主張しました。
そのため、名大祭実行委員会は「安全確保が困難になった」として自衛隊側に中止を求めることとなりました。
言論と表現の自由は制限して良い?
北野、「戦車などを展示しているわけでもなく、自衛隊に災害時の活動を教えてもらおうという内容なのに、なぜ中止されるのか」
教職員組合の声明を疑問視する北野に、原弁護士も「大学が言論と表現の自由を制限することに動いて良いのかな」と指摘。
原「学生が自衛隊の災害をやってみたいと言って教職員組合が反対なら、自分たちが戦争反対とか軍産複合体とか、ブースを出せばいいんじゃないですかね。
それで意見をぶつけるならいいけど、中止しろっていうのは封じ込めですもんね」
阪神・淡路大震災や東日本大震災、北陸などさまざまな大災害で自衛隊の方々がいち早く到着して活動したことに対して、「軍事組織であることを覆い隠すため」と表現するのは、それこそ一面的な見方だとも指摘。
原「災害活動をするとみんながそれにたぶん共鳴するし、人気が上がるから嫌だっていう感情論ですよね」
さまざまな意見が言える状況に
一方で教職員側が「平和検証の精神を大事にしているため、自衛隊の活動を反対する」という意見も当然封じ込めるべきではありません。
この一方の意見を封じ込めるという手法は、他にも多く見られます。
北野「よく『多文化共生』って言ってるわりには、多文化共生反対の意見を大声で潰すんですよ。他人の意見を尊重しようと言ってるなら、いろんな人の意見が尊重されるべきなんですよ」
さまざまな意見を聞くことは民主主義の基盤です。そのためにはまずあらゆる立場から意見が言える状況でなければならないといえそうです。
(岡本)
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