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オカルトコレクター田中俊行、呪物600体に部屋を奪われ寝床は廊下?

オカルトコレクター田中俊行、呪物600体に部屋を奪われ寝床は廊下?

8月4日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』は、一足早い「お盆特別企画怪談てんこもり」。オカルトコレクターの田中俊行さんが、今年もゲストとして登場しました。増え続けるコレクションとその置き場所について、北野誠、佐藤実絵子、松原タニシを相手に語ります。集めた呪物は、ついに600体を数えるといいます。

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寝床は共用廊下

田中さんが暮らすのは、アパート2階の205号室です。

同じフロアには5部屋が並んでいますが、600体もの呪物は部屋に収まりきらず、共用廊下にあふれて203号室の前まで達しているそうです。

本来なら大問題。しかし、いまの住人は田中さんひとりだけなので、苦情も出ません。

そして、部屋からはみ出したのは荷物にとどまりません。

田中「寝る場所も、その共用廊下で」

佐藤「いやいやいや、やめて(笑)」

北野「部屋全体が呪物に…」

田中「ほぼ侵されて」

3年ほど前までは、作家の竹内義和さんが泊まりに行ってもふたりで寝られるだけの余地がありました。しかし今は誰も泊められません。

田中「『来るんやったら廊下になりますよ』って言って。で、大体みんな断るんで」

田中さんの部屋には窓に取り付けるタイプのエアコンがあるため、それを付けたままドアを開けて冷気を取り込んでいますが、そもそも廊下なので暑さはしのげないそうです。

母からの「今すぐ出ていけ」

呪物収集を始めたのは10年以上前、神戸の実家にいたころにさかのぼります。ただし当時は家族と同居していたため、置ける量には限界がありました。

そんな実家時代、母親が田中さんに突きつけたのはこんな張り紙でした。

「お前の正体はわかった」「今すぐ出ていけ」

上京後、東京でひとり暮らしを始めた田中さん。実家に来た郵便物は母親がまとめて送ってくれますが、ある日、その中に例の「出ていけ」の張り紙まで同封されていたのです。

田中「出て行ってるし、俺。えっ?このアパートからも出て行かなあかんの」

北野「なんでおかん、それ転送してきたんや(笑)」

田中「ま、出ていってるんですけどね。僕、廊下なんで」

実家を出て、田中さんの呪物コレクションは当時の何倍にも膨らみました。

おしら様は一番上へ

田中さんのコレクションのなかで、北野が最も驚いたのは「おしら様」です。

北野「呪物じゃないんですよ、おしら様って。本当の清い、東北では信仰の高い神様ですから」

これだけの数になると、置き場所の決め方も気になるところです。

田中「神様系は、やっぱりちょっと上にあげてるんですよ。信仰されてる神様は」

おしら様は完全に上段で、いわく付きの呪物は下。信仰の対象と呪物とで、はっきり段を分けているそうです。

北野「しかも、もらってくるとき『ちゃんと世話せなあかんよ』って向こうの方に言われてるわけですから。菅原道真の北野天満宮を分社してるようなもんやから」

松原「田中家は神社なんだ(笑)」

そのおしら様も、今では40体。最初にもらったのは3体だけでしたが、好きが高じて、600体中の40体を占めるまでになりました。

40体の神様と過ごす日々

40体の神様には、お世話が欠かせません。

田中「毎日、祭文を唱えて、できる限りはやってます」

唱えるのは短く簡略化した祭文で、朝は水と酒を供えます。

世話が必要なのは、おしら様だけではありません。呪物は海外から来たものも多く、祀り方もさまざまです。

田中「結構やることが多いですね。週に3回ぐらいは、1時間ぐらいかけてやってます。朝も夜も」

問題になるのは遠出のときです。

田中「その時は『ちょっと旅に出ますんで、皆さんちょっとお願いしますね』みたいな」

 

年に一度の「オシラアソバセ」

また、田中さんは年に一度は東北へ向かい、「オシラアソバセ」と呼ばれる行事に参加します。

地元のおばあちゃんと一緒におしら様へ着物を着せ、お酒を飲んで帰ってくるのが恒例。40体すべてを連れて行くわけにはいかないので、選抜メンバーを連れて行くそうです。

田中「『着物だけもらってくるね』って」

北野「すごいよ。ここまで言ったら世話せないかんからね、神様も」

松原「ムツゴロウさんみたいになってる」

北野「ほんまや。『よーしよしよしよし。ムツゴロウさんですよ(笑)』」

呪物界のカリスマ

今年の呪物展は、東京、宮崎、大阪の3か所。ただし以前のような大々的な単独展ではなく、企画の一部としての参加だといいます。

呪物を集める人自体が増え、展示の機会も広がりました。おしら様のような信仰の対象は展示にそぐわないため、基本的には断るようにしているとのことです。

そんな田中さんは、コレクターたちの間ではすでに特別な存在になっています。

松原「岡山に呪物バーみたいなのに行ってみたら、いろんな呪物が飾られてるんですけど、一番上に田中俊行とのツーショットの写真飾ってあって」

北野「カリスマや。呪物界のカリスマや」

佐藤「もしくはパイオニア」

田中「ちょっと目立っただけなんで、僕は本当に」

北野「いや、でもすごいですよね」

田中さんのコレクションは、今年も各地の呪物展で見ることができます。
(minto)
 

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