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3月11日に考える東日本大震災。現在の復興状況は?

3月11日に考える東日本大震災。現在の復興状況は?

3月11日は東日本大震災が発生した日、最大震度は7で地震の規模を示すマグニチュードは9.0とかなり大きな地震。15年経った今でもその影響は残っています。この日に放送された『CBCラジオ #プラス!』では、CBC論説室の石塚元章特別解説委員と永岡歩アナウンサー、三浦優奈が東北の現状だけではなく、現在の日本の災害時対応について伝えました。

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漁港の水揚げ量も完全には戻らず

被災地の岩手、宮城、福島3県における主な漁港の復興状況ですが、大震災前となる2010年の水揚げ量45万トンをいまだに超えていません。

亡くなられた方は1万5,901人で行方不明者は2,519人、関連死は3,810人。

また、先程の3県における防潮堤の整備状況ですが、岩手は99.7%完了し、宮城は98.3%、福島は94.2%とかなり進んだものの、実は15年経ってもまだ100%には達していません。

震災後は人も減っていて、42市町村では現役世代(15~64歳)の流出が加速。全国平均の倍近くとなる17%にも及ぶそうです。

42兆円もの巨額を投じた復興事業により、道路などのインフラはかなり直ってきていますが、住民が戻ってきていないのが現状です。

戻ってきていない原因の1つが、原子力発電所の事故。
地震によって建物が壊れるなどの直接的な被害も当然多かったのですが、さらに津波の被害や原発の事故といった3つの被害により、東日本大震災がかなり大変なものであったと石塚はコメントします。

大震災をきっかけに変わった日本

阪神・淡路大震災と東日本大震災を通じて、日本の多くの人々があらためて知ったことがあります。

ひとつは「災害関連死」という存在。
災害発生時に助かったとしても、長い被災生活により体調を崩したり、しばらくしてからつらくなって亡くなってしまうといったケースがあります。

もうひとつはボランティア精神。
日本人は比較的優しいといわれますが、一般の人が直接、時間をかけて手助けをするという行動は大きくは広まっていませんでしが、それを受け入れて適切に被害の起きる所に行くというシステムづくりも進んでいます。

あまり進まない避難所の整備

一方であまり進んでいないのが、避難所の整備。
とりあえず寝泊まりできるところがあればいいということから、冷たくて固い床のある場所が多い状況。

石塚が「災害大国の割には、先進国と比べると避難所は劣っている」と語るとおり、大震災をきっかけにさまざまな課題が浮き彫りとなり、見直ししなければならない課題が山積しています。

また、過去の災害を伝え続けることも大切なこと。

例えば三陸では津波の被害が何十年かに一度やってくるため、「この辺りは危険なのでもっと高いところに家は建てるべき」といった声が地元に残るはずなのですが、何十年も経つと忘れさられてしまい、家が建ってしまうということもあります。

普段災害が起きた時のことはあまり考えないかもしれませんが、住んでいる市町村で提供しているハザードマップを見て確認する必要がありそうです。

あらためて永岡は、「3月11日は毎年同じことを言います。同じことだけど言わないと、自分たちもそうだし、みなさんにもあらためて(災害に向けた備えを考える)きっかけになってほしいと同時に、伝えられる立場にある人間としては続けたい」と力説しました。
(岡本)
 

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