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甘いものは脳によくない?認知症予防に大切な「脳の休息」

甘いものは脳によくない?認知症予防に大切な「脳の休息」

11月20日付の文春オンラインでは、横須賀市立総合医療センター 脳神経外科「ふるえ治療センター」センター長の東島威史さんが、人間の脳の休息について「脳にとっては刺激こそ栄養で、刺激こそ休息」と記しています。東島さんが9月に発表した書籍『不夜脳 脳がほしがる本当の休息』(サンマーク出版)は、ベストセラーになっているとのこと。11月21日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、北野誠と氏田朋子がこの記事を基に「脳への刺激」について話題にします。

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刺激不足で老化

前述の『不夜脳 脳がほしがる本当の休息』によると、「睡眠をとらないと脳に悪い」とよく言われるものの、ただ睡眠をしっかりとるだけで効果があるのかは疑問とのこと。

というのも睡眠は身は体に必要なものの、24時間活動する脳にとって本当に必要なものは別にあるからだとか。

脳は刺激を処理するために作られた臓器で、刺激不足により老化し、認知機能も衰えてしまうそうです。
例えば運動による心拍数の増加、推し活による胸のときめきも脳が喜ぶ刺激。
脳にとっては、これらを十分に与えることが、若返るための「最高の休息」だそうです。

軽い運動から

脳に最も効果があるのは、有酸素運動やリズミカルな全身運動だそう。
運動の強度が高ければ効果が高くなります。若者なら筋トレ、ジョギングをした方がいいのですが、高齢者は怪我のリスクがあるため、息切れするかしないかくらの強度が目安。速足のウォーキングを一日30分を週に3回くらいはやって欲しいとか。

速足のウォーキングでは、時折その場で2、3回ジャンプするのがいいそうです。骨刺激でオステオカルシンというホルモンを分泌するとのこと。

あと16時間何も食べず、8時間の間に食事をとる方法もいいそうです。神経細胞が増加したり、シナプス形成がされやすくなるそうです。

甘いものは逆効果

「自分へのご褒美」として、脳の疲れを甘いもので癒すことはやりがち。
ところがこれを否定する東島さん。実は脳の疲れは糖質では抜けないそうです。

甘いものを食べると一時的に脳でドーパミンが放出され快感を得られるものの、血糖値の急激なアップダウンにより糖質疲労を引き起こし、だるさや注意力散漫になり、かえって眠りの質も低下するとか。

北野「一時的なだけでよくないです。『今日一日頭使ったから、脳にご褒美』と甘いものを食べるのはあまりよろしくない」

おすすめのおやつ

北野は、脳に効果がある間食としてクルミを薦められたそうです。

北野「塩分を含んでいない素焼きのクルミ、これはオメガスリー脂肪酸が豊富、ポリフェノールが豊富、脳の炎症を抑え、記憶や学習に効果的です。

でもね、リスやないから(笑)。
(番組準レギュラーの)吉田たかよし先生もいいと言うから、言われたときに買った。塩の入ってないクルミをハイボールのアテにした。

ハイボールは進まない、クルミも進まない。素焼きのクルミって心折れます。食べきれません。二つ三つ食べたらもういい。これではない」

氏田「塩分がアテには効くのよね」

北野「身体にいいとはわかっていても、決して素焼きの塩ふってないクルミはおいしくはないです(苦笑)」

緑茶でクルミ?

本論に戻って、脳への刺激には読書も効果があるとか。ゲームもやっている人とやらない人を比べると、脳の海馬の体積は前者の方がやや大きいという研究結果も出ています。

また、脳科学の世界でお手軽に注目を集めているのが緑茶。海外はハーブがいいそう。

北野「ただ夜寝る前はあまり飲まない方がいいです。夜寝られなくなっておしっこばっかりいきますから。晩ご飯食べた後、緑茶を飲みながら、クルミを食べる。脳には一番いいけど…」

北野は最後に「結局、何かで刺激を受けることが大事だということです。脳には刺激が一番だと覚えておいてください」と、まとめました。
(みず)
 

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