BOYS AND MEN辻本達規の、スキューバダイビング免許取得奮闘記
毎週金曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、BOYS AND MENの辻本達規が自身の趣味について語っています。11月21日の放送では、先日免許を取ってきたばかりだというスキューバダイビングが話題にのぼりました。綺麗な海で優雅なダイビング…かと思いきや、その道のりはなかなか困難を極めたようです。聞き手は安藤渚七と榊原悠介アナウンサーです。
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仕事の関係で沖縄へ行ってきたという辻本。なんとそこで新しい趣味との運命の出会いがあったのだとか。
辻本「スキューバダイビングです」
仲の良い杉浦太陽さんから猛烈におすすめされたとのことで、いつかはやってみたいと思っていたのだとか。辻本が沖縄へ行く一週間前、同じく仲の良い松丸亮吾さんもスキューバダイビングの免許を取ったそうで、「これは自分もやらねば」と決意したようです。
辻本「スキューバダイビングの免許って2日間あれば取れるんですけど、沖縄に行った当日は体の状態的に潜水できないし、潜水した日は飛行機に乗れないんですよ」
榊原「やっぱり深いところに潜ると、身体に負担がかかるんですかね?」
辻本「潜った後に飛行機に乗ると、血中の窒素が泡に変わって大変なことになるんです」
飛行機から降りた直後のダイビングは、フライトによる疲労や脱水の影響があるため、あまり推奨されていないようです。一方ダイビングした直後のフライトは厳禁。ダイビングによって体内に蓄積された窒素が一気に気泡化する「減圧症」のリスクが高まるためです。
身体から窒素が抜けるまで、半日~1日は時間を空ける必要があるとか。
立ちはだかる筆記テスト
辻本「17日までツアーで20日の夜に帰る予定をしていたので、18日と19日の2日間で取りました」
しかし実際にダイビングを行う実技講習を受けるためには、座学を受け筆記テストに合格しなければならないとか。
辻本「いろんな機器の名前も覚えないといけないし、こういう時はこうしちゃいけないとか、結構難しくて」
全部で70問で正答率8割が合格ライン、つまり56問以上正解しなければテストには合格できないとのこと。事前に杉浦太陽さんから話を聞いていたという辻本は、「当たり前のことばかりだから大丈夫だよ」という言葉を聞いてすっかり安心し、まったく勉強していなかったそう。
辻本「でも一応受ける前に確認しなきゃと思って前日に解いてみたら、もう全然わからなくて(笑)」
仕事の合間に慌ててテスト勉強をした結果、最初は55点で惜しくも不合格。しかし再テストではなんと満点に近い成績を残し、辻本は晴れて海へ行けることとなったのです。
天候の不運
辻本「でもその日の海が朝からもう大荒れで、風もすごくて。船が全部欠航してしまって」
辻本を担当する予定だった指導者が一応迎えには来てくれたようですが、やはりこの天気では難しいとの判断が下ります。
辻本「アメリカの海軍上がりの人で、この道40年のプロらしくて。『俺は今までに2万人育ててきてるから』っていうくらいの」
安藤「すごっ!レジェンド!でもそんな人がダメって言うんですもんね…」
榊原「その日ダメだったら、もう日にちがないから免許取れないですよね」
危機的状況です。しかし辻本が事情を説明したところ、なんと指導をしてくれることになったそう。ただし潜ることはせず、水深1m程の足が着く安全な場所で、基礎だけをしっかり教わったのだとか。
辻本「その代わり2日目はいっぱい追い込むからって言って、初日の指導は終わりました」
起こった奇跡
いざ迎えた2日目ですが、なんとこの日も天気は大荒れ。船は全便欠航という大ピンチな状況に。このままでは沖縄滞在中に免許を取ることは叶わなくなってしまいます。
辻本「本当は慶良間諸島っていうすっごく綺麗なところまで行く予定だったんですけど、無理になっちゃって」
しかし愕然とする辻本に一筋の光が。ダイビングのコーチが「一か所だけ最高な場所がある」と言うのです。数十年に一度のレベルで奇跡的に魚が大量に集まっているというその場所を目指し、船を出したコーチと辻本。
辻本「昨日やれなかった分もそこで全部教えてもらって、最終的にはその1日で水深10mのところまで潜れるようになったんです」
数十年に一度のイワシの大群の中を潜水することができたそうで、その景観は息を呑むほどだったのだとか。数々の困難を乗り越えようやく潜ることができた海の美しさは、ひとしおだったに違いありません。
辻本「しかもコーチに褒められたんです。『君、めちゃくちゃすごいね。2000人に1人の逸材だ』って言われて!」
紆余曲折ありつつも、無事免許を取得することができた辻本。次回沖縄に行った時には、次の級を取ってもっと深く潜れるようになりたいと意気込みます。「ダイビングめちゃくちゃ気持ちいいので、ぜひ趣味にしてみてはいかがでしょうか」と締めくくりました。
(吉村)
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