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大人の階段をのぼりたい25歳、CBC佐藤楠大アナがバーで大緊張

大人の階段をのぼりたい25歳、CBC佐藤楠大アナがバーで大緊張

次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組CBCラジオ『アナののびしろ』。11月21日放送の担当は、メインパーソナリティの小川実桜アナウンサーと佐藤楠大アナウンサーでした。この日のメッセージテーマ「緊張しました」から、佐藤アナが「大人の階段をのぼりたくて」通い始めたバーでの緊張体験を赤裸々に語りました。席選びの葛藤から常連への複雑な思いまで、25歳の等身大の悩みが炸裂しました。

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バー通いで大人になりたい

小川から見ると、佐藤はいつのタイミングでもそつなくこなせるタイプだといいます。しかし実は佐藤は緊張しやすく、『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(CBCテレビ)の中継でご飯を食べる時には手が震えてしまうほど。箸で麺を掴もうとしても震えが止まらず、ディレクターから「早くやれ」と急かされることもあるそうです。

テレビの仕事はもちろん緊張するものの、日常的に何が緊張するかと考えた佐藤が思いついたのが「バーに行くこと」でした。

25歳になって「大人の階段をのぼっていかないといけない」と思ってバーに行くようになったという佐藤。実は佐藤はお酒があまり強くありません。西村俊仁アナウンサーとの真剣なさし飲みでは、開始1時間で大爆睡をしてしまったり、先輩の結婚式でウェルカムドリンクのスパークリングワインを飲んだら気づいたら寝ていたりという状態。

それでも、雰囲気への憧れや、いろいろな人との会話を楽しめることからバーに通うようになったといいます。

ガタガタエレベーターから始まる緊張

特に緊張するのは路地にある薄暗いビルに入っているバー。大抵そういったビルのエレベーターはガタガタで、3人でぎゅうぎゅうになるほど狭い空間です。しかも揺れるわりに上昇スピードは速く、重力をもろに感じるような上がり方。

エレベーターを降りると、あえて日光が当たらないようにしているかのような薄暗い廊下に、向き合う形で複数のバーの扉が並んでいます。佐藤が選ぶのはカラオケバー。重い防音扉が並ぶ廊下には「OPEN」の看板が立っているものの、音が聞こえず本当に営業しているのか分からない雰囲気。入る時点でものすごく緊張してしまいます。

大人の階段をのぼりたくてバーに行っている身としては、「初めてなんですけど」と正直に言うべきか、「空いてます?」とかっこつけるべきか、そのせめぎあいで悩んでしまうのです。

どこに座るか問題で大混乱

入ってからも緊張は続きます。少人数で行くと「お好きなところどうぞ」と言われますが、どこを選べばいいのか分からなくなってしまいます。

カウンターの端は常連が座る場所というイメージがあって座れない。かといって、盛り上がっているお客さんの隣にも座れません。

スカスカでも端は避けたいし、隣に2人組が来た時のために2つは空けておきたい。でも端から4つ目に座ると、2人組が来た時にその隣になってしまうため、さらに1個空けるべきか。

そんな席選びの葛藤でものすごく緊張しながら、ようやく座ってお酒にありつくことができるといいます。

結局ウーロンハイ

小川「その時は何を飲んだんですか」

佐藤「コーヒー系の、紅茶系のちょっと甘いやつか、お茶割り。絶対バーじゃない(笑)」

小川「あーはいはい。それあんまり需要ない。バーで一番出ないお酒ですよ」

カウンターの後ろには、ボトルが美しく並んでいますが、佐藤がウーロンハイを頼むと下の冷蔵庫から焼酎が出てきます。カタカナのよく分からないお酒を飲んだ方がいいのは分かっているものの、緊張のあまり、今まで頼んだことがあるものしか頼めないのです。

それでも1時間後には緊張もほどけて、みんなで楽しく飲んでいる状態に。その雰囲気が好きで通い続けている佐藤です。

常連になることへの葛藤

緊張しないようになりたいという思いがある一方で、緊張がなくなって雰囲気に慣れた時に、「かっこつけの大人」になってしまうことへの心配もあると佐藤は打ち明けます。

佐藤「だって、気づいたら角っこに座ってる自分は嫌じゃない?」

ひとりで角の席に半身で座り、扉が開いたら「ああ、あいつね」といった雰囲気を漂わせる。そんな冷笑系の常連にはなりたくないといいます。実際にそういう人はいて、その人の目線も緊張の種になっているのです。

しかし小川はこう指摘します。その常連も最初からいたわけではなく、初めて行った時は同じように緊張していたはず。それなのに結局角の席の常連になってしまう。バーという場所がそうさせるのか、そういう性格の人がバーの常連になるのか。

佐藤「まあ両方じゃない?そうやって脈々と受け継がれていくんだろうね。角の席っていうのは」

小川「伝統芸能みたいな感じ(笑)」

佐藤「一緒一緒。角に座る人にはそれなりの責任が伴うんじゃない?」

小川「なるほど。もうちょっと大きくならないと、角には座れないですね」

25歳の佐藤が「大人の階段」をのぼろうとして感じた緊張と葛藤のエピソードでした。
(minto)
 

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