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つボイノリオ驚愕!「金太の大冒険」がAIでゴスペルバージョンに?

つボイノリオ驚愕!「金太の大冒険」がAIでゴスペルバージョンに?

11月21日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』、「トーマスの箱」のコーナーでは、YouTubeに投稿されているAIによる楽曲アレンジについて取り上げました。つボイノリオの名曲「金太の大冒険」が、AIの力で世界各地の音楽スタイルに生まれ変わったというのです。

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ゴスペルからケチャまで8つの変身

ゴスペル風の楽曲をBGMに、つボイがリスナーからの投稿を読み上げていきます。

「つボイさん、さっきYouTubeを楽しんでいたら、『HAPPY RADIO SHOW』こと『ハラショーチャンネル』で、『金太の大冒険・ザ・ワールド』と称して金太の大冒険を世界各地の音楽風にアレンジした作品を複数発見しました。歌詞は基本的に触らず、AIを使って制作されているようです」(Aさん)

作品は現時点で再生回数の多い順に、ゴスペル風、インド映画風、ケチャ風、メタル風、演歌調、80年代のユーロビート風、アイリッシュ風、コサック風の8作品がアップされているといいます。

ここでBGMとして流れているゴスペル風の楽曲が、まさにこの「金太の大冒険・ザ・ワールド ゴスペル風」。よく聴いてみると、確かに歌詞は「金太の大冒険」のままです。

AIの歌声に驚愕

このハラショー、実はつボイが以前インターネットラジオを放送していた配信サイトの名で、今回の公開にあたっては、つボイ自身が許諾しているそう。

小高「ポップス、演歌、ユーロ、インド映画、ケチャ…どれも、それぞれいい感じに仕上がってる」

つボイ「この歌詞で」

小高「ボーカルも、誰が歌ってるっていうわけじゃなくて、AIが作ったってこと?すごいね」
つボイ「だからゴスペルシンガーの方なんか頼まんでも、ここまでいってしまう」

小高「やろうと思えばできちゃうのが、AIの世界?」

懸念と可能性

一方で、こうしたAI技術の発展に対する懸念の声もあります。リスナーからはポール・マッカートニーが、来月"無音"の曲をリリースするという情報が寄せられました。

これは、AI開発企業が著作権者の許可や保証なしで楽曲などをAIトレーニングに使えるようにする著作権法改正案に抗議するためとのことです。

「何もないスタジオで録音されたクリック音だけが2分45秒の曲だそうです。音楽も、すごくいいものが出てくるのか、みな似たようなものになるのかわかりませんが、AIに頼り出したら、人間の考える力は無用ですね。人間が人間を滅ぼそうとしているとしか思えません」(Bさん)

小高は、AI音楽制作についてこう説明します。
ひと言「これ作って」と指示すれば自動的に完成するわけではなく、プロンプトと呼ばれるコマンドで「そうじゃなくて、これをこうして」と何度も繰り返し調整する必要があるといいます。

小高「もちろん作る時に、既存の方の声を取り入れると問題になるけど、オリジナルだと、これも一種の創作活動じゃないですかという意見もあるんですよね」

新たな時代への対応

つボイ「我々も意識を変えていかないといかんですよね」

小高「いい面と悪い面、法律的に追いついている面、追いついていない面がまだまだあるので、今後それがどうなっていくのかなとは思いますが、とりあえずそこを取っ払って『すげえな』っていうところ」

つボイは、『ハラショーチャンネル』に挙がっている「金太の大冒険」のすべてのバージョンを聴いたそうです。

つボイ「あっ、ここまでいけるんか』と」

小高「どうする?かっこいいよ」

つボイ「いろんなことを整理して、頭の中をもう一遍組み立て直さんと、これからのいろんなものに対応できんなと思いました」

AI時代における創作活動のあり方について考えさせられるコーナーでした。
(minto)
 

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