「思ってたのと違う!」とがっかりしたおもちゃたち

こどもの頃、欲しくてしかたなかったおもちゃを買ってもらったときの喜びを覚えている方は多いでしょう。しかしよく見ると「思っていたのと違う」ときのがっかり感は。喜びの10倍くらいの失望です。9月19日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、「思ってたのとは違う」のお題に寄せられた投稿を、北野誠と氏田朋子が紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くマジンガーZのおもちゃ
昭和の男子に人気だったのはロボットアニメ。
「こどもの頃に流行ったロボットアニメ『マジンガーZ』。それをおもちゃにしたジャンボマシンダーが幼稚園の頃に流行りました。
普通のおもちゃよりちょっと大きめのサイズで値段も少し高く、当時の価格で確か3,000円くらいしたのではないかと思います。
そのジャンボマシンダーはテレビのコマーシャルではマジンガーZの得意技、ロケットパンチが火を噴いて腕から出る仕組みになっています。自分はそれに憧れて親に必死こいて泣きながら頼みこんで買ってもらいました。
わくわくしながら箱を開けると、大きなマジンガーZが入っています。念願のロケットパンチで遊ぼうとすると、あれあれ全然思ってたのと違う!
確かに、マジンガーZのこぶしはグーの握りにはなっていましたが、肝心のロケットパンチが飛ばない。どうやら別料金で違うアイテムをつけないとできないようです。
そんな別料金で違うアイテム、我が家では当然買ってもらえずショックで泣きました。
そんなロケットパンチのおもちゃを、近所の金持ちのM君は親からいとも簡単に買ってもらい自慢されたことを、今でもくっきりと覚えております」(Aさん)
北野「金持ちは持っとるのよね」
氏田「セットで必要というのをわかりやすく書いておいて欲しいですよね」
モーラーにがっかり
同じようにとても流行った昭和のおもちゃです。
「50年前、とあるCMにくぎづけになった小学校1年生のぼく。その名はモーラー。名前の通りカラフルなモールを使った毛虫のおもちゃ。
これが超不思議、演者の指の間や腕やら体中をにょろにょろ動き回る。最後は振り向くモーラーのドアップのCM。その時見た小学生全員が『生きてる、完全に生きてる!』。もしくは『とんでもない科学技術で動いている』」。(Bさん)
ネットで映像を見た氏田は「勝手に動くの!?」と不思議そう。
「クリスマスプレゼントはこれに決めた!そしてサンタが届けてくれました。モーラーの箱を開けて、『思ってたのと全然違う』。
小学校1年生だったけど、2秒で萎えた。やってみたら30分で飽きた。ググってみたら昭和の『がっかりおもちゃベスト3』にランクしていました。当時僕と同じ思いをしたこども、全国に山ほどいたんだろうな」(Bさん)
テクニックが必要
北野は「僕らは中学生になってたから買ってなかったですけど、これ、透明のピアノ線みたいなものが張ってあるんです。その先に口がついているんです。CMでやると、これがめちゃくちゃくねくねするんです。だからみんな小学生は『わーっ』と思ったんです」
氏田「掴みたいけど掴めないくらい動いていますね」
北野「口の先に見えない糸が張ってるんです。見えない糸で動かすのにめっちゃテクニックがいるんです。小学生にそんなものない。
これ、めっちゃ売れましたね。弟や妹がこれ買ってがっかりしたのは覚えています。
これなら富山の薬売りのおばちゃんの紙風船の方がずっと遊べます。自分で動かすのなんて、マジシャンのテクニックがいりますから」
マジンガーZの腕
放送中、Aさんのメールにリアクションがありました。Aさんが熱望したマジンガーZの腕を持っていたそうです。
「小学校1年生のとき、虫歯を抜いても泣かなかったご褒美で、ジャンボマシンガーの腕にとりつけるビーム砲のおもちゃを買ってもらいました。
電池を入れてスイッチを入れると、カラフルに彩られた半透明の筒の中で電球が前後に激しく動いてビームを発射しているかのように見えました。
でも、私は肝心のジャンボマシンガー本体を持っていません。親は何で武器だけ買ってくれたんだろう。ビームを自分で持って光らせていましたが、すぐに飽きました」(Cさん)
北野「腕だけ光る(笑)。こどものときって、金持ちか金持ちでないかで、おもちゃとかですごい差がつきますね」
AさんとCさんがその時出会っていたら、お互いにとってこんなうれしい出会いはなかったでしょうね。
(みず)
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