封鎖されていた校舎の階段。板を壊したら裏にはお札が…

今年の夏も厳しい残暑が予想されています。8月の終わりだというのに、東海地方では40度近い気温となりました。8月30日放送のCBCラジオ『石塚元章 ニュースマン!!』では、暑い日にぴったりの背筋が冷たくなりそうな怪談が語られました。学生時代に学校で経験したという心霊現象について語ったのは気象協会の山口さん。聞き手はCBC論説室の石塚元章特別解説委員と加藤愛です。
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山口「こどもの頃ってこの時期、ホラー番組がよくやっていましたよね」
最近はめっきり少なくなりましたが、昔は夏といえばホラーの特番が組まれ、心霊写真や恐怖映像などが取り上げられていました。それが夏休み中の楽しみの内のひとつだったという山口さんは、怖いもの見たさでよくそういった番組を見ていたのだそう。そんな山口さんが、中学3年生の時に経験したという自身の心霊体験を語り始めます。
山口「通っていた中学校の校舎が4階建てだったんですけど、階段が校舎の西の端と東の端に2つあったんです」
ところがこのうち西側の階段は、なぜか2階までしか行くことができなかったのだとか。
石塚「4階建てなのに?」
山口「どういうことかと言うと、3階に繋がる部分に大きな木の板が打ち付けられていて不自然に塞がれていたんです」
これでは西側から3階へ行こうと思ったら一旦校舎の東側へ移動しなくてはいけません。とても不便なのに、いったいなぜ封鎖されていたのでしょうか?
生徒たちは不思議に思いながらも、特別気にすることもなく普通に学校生活を過ごしていたそう。
やんちゃな男子が…
ところがある日、そんな日常が崩れるような出来事が起きたのだとか。
山口「やんちゃな男の子グループがその板を殴って壊して、写真を撮ったんです」
ちょっと無茶なことをする男子というのは、いつの時代もどの学校にもいるものです。「怪しいからちょっと壊してみようぜ!」なんて仲間内で盛り上がったのでしょうか。
山口「私は実際にその場面を見たわけではないんですが、殴って破壊した本人が言うにはお札が貼ってあり、先生が血相を変えて飛んできたと」
なんと階段を封鎖していた板にはお札が貼ってあったという噂。本当かどうかは定かではないようですが、あり得そうな話でぞっとします。
山口「しかも撮った写真にはオーブって言うんですかね、変な光が映っていたそうで」
不思議な光が映り込むというのも、心霊写真の定番です。
祟り…?
しかし本当に怖いのは、この出来事の後です。
山口「女子トイレで怪奇現象が起こるようになってしまったんです」
誰もいないのにドン!と壁を叩くような音がしたり、手洗い場の水が勝手にジャー!と勢いよく流れ出したりと、不思議なことが頻発するようになったのだとか。山口さんも実際にその場面に遭遇したことがあるそうで、驚きのあまり「ギャー!」と叫びながらトイレを後にしたようです。
山口「わからないんですけど、もしかしたら板が破れたことで、何かが出てきてしまったのかな?っていうお話です」
石塚「お札で封じ込めてた何かがね」
加藤「やだー!」
それらの異変が板を壊したことによるものならば、女子トイレではなく犯人の男の子をターゲットにしてくれ、と思っていたという山口さん。いずれにしても学校、封鎖された場所、お札、トイレ、と怖い要素しかなくぞくぞくします。
加藤「暑い日にちょっと涼しい気分になりました…」
リスナーの体験談
この話題を受けて、リスナーからも怪談が寄せられました。
「我が家のカメラでも、映るはずのない手が映っている写真がありました。不思議な写真で怖くなり、その写真はデータから削除して事なきを得ていますが、びっくりしました」(Aさん)
山口「わぁ…心霊写真って、実際あったらすごい怖いですよね」
「僕が行っていた高校にも板で入れなくしてあるトイレが4階の端にあって、いろいろな噂がありました。誰も入れないはずのトイレなのに電気がパカパカしているのが外から見えたことがあって、女子が悲鳴を上げていました」(Bさん)
石塚「うわー…私、怖いの苦手なんですけどね…」
加藤「私もです…」
ホラーが得意でないふたりは、続々と寄せられた怪談にすっかり背筋が凍ってしまったようです。こんな残暑の乗り切り方もいいかもしれませんね。
(吉村)
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