中日・石伊雄太、25歳ルーキーが掴む正捕手への道

CBCラジオ『あんななのなななっ!』、生まれる前から中日ドラゴンズファンの"あんなな"こと安藤渚七が、毎週ひとりの選手にフォーカスして魅力を伝える「ななのイチオシドラゴンズ」のコーナー。8月24日の放送では、ルーキーながらスタメンマスクを被り続ける石伊雄太捕手を取り上げました。正捕手不在が続いたドラゴンズに現れた、期待の新星の実力と魅力に迫ります。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くスタメン定着のルーキー捕手
ここ最近スタメン出場が続いている石伊捕手は、三重県出身、2000年8月18日生まれで、ついこの間誕生日を迎えたばかりの25歳です。
178センチ、84キロの右打ち右投げの選手で、近畿大学工業高等専門学校から近畿大学の工学部に進学。日本生命での社会人リーグ経験を経て、ドラゴンズにドラフト4位で入団しました。
ここまでの成績は、61試合に出場し、打率2割3分8厘、16打点、2本塁打を記録しています。
チャンスに強い打撃と守備の要
特筆すべきは得点圏打率の3割1分4厘。「チャンスで打ってくれるなっていう印象もあります」と、安藤もその勝負強さを評価しています。
守備面でも、キャッチャーとして重要な「盗塁阻止率」において、現時点でヤクルトの古賀優大捕手に続く2位という好成績です。
「肩も強いということで、守りでも攻撃でも、ちょっとルーキーとは思えない大活躍で、ドラゴンズチームを引っ張ってくれている存在」と絶賛しました。
急上昇する人気と勉強熱心な姿勢
最近バンテリンドームやビジター戦で現地観戦に行くたびに、石伊捕手のタオルを持ったファンが増えていることに気づいたという安藤。
「まだ公式のユニフォームはないんですけれども、タオルが結構多いなっていうイメージで。人気が着々とアップしてるんだなっていうのも感じつつ」と、その人気の高まりを実感しています。
石伊捕手は社会人リーグでの経験もあるためか、どんな時も落ち着いてプレーするクールな印象ですが、一方で、ベンチでは常に手帳とペンを持ち、イニング間にさまざまなことを書き込んでいる勉強熱心な姿も見られます。
「イニング間、ベンチでピッチャーの人と戦略なのか、さっきの振り返りなのか、話し込んでいたりする姿も見えたりして。やっぱそういう熱心なところもすごく推せるポイント。ファンの方が増えてきている理由なのかなとも思います」
待望の正捕手候補
ここ数年のドラゴンズを振り返ると、複数の選手がキャッチャーのポジションを争い、「正捕手」と呼ばれるキャッチャーがなかなかいない状況が続いていました。
安藤は石伊捕手について「それが、すごくすごく期待できるなと思っていまして。正捕手として今後何十年と、ずっとずっとドラゴンズで活躍していってほしいな」と大きな期待を寄せます。
「石伊選手、これからの活躍も応援しています」
ルーキーイヤーから主戦として活躍する石伊捕手。ドラゴンズの新たな正捕手として成長していく姿に、今後も注目が集まります。
(minto)
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