「スマホ1日2時間まで」愛知県豊明市が条例案提出

愛知県豊明市が、市民が仕事や勉強以外の余暇時間にスマートフォンやタブレット端末の使用を1日2時間以内を目安とする条例案を、今月開会の市議会定例会に提出します。8月21日の『CBCラジオ #プラス!』ではこの話題を取り上げました。パーソナリティは永岡歩アナウンサーと山本衿奈です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く条例施行の背景
条例案では、YouTubeやSNSなどを閲覧する時間を2時間以内に抑えることが目安とされています。
強制力や罰則はなく、施行は10月1日を予定。
条例案には睡眠時間確保のため、こどものスマホの使用は、小学生までは午後9時まで、中学生以上は午後10時までを目安とします。
市が福祉施策を進める中で、こどもがスマホに過剰にのめり込む事例や親が乳幼児に長時間使わせる事例などを把握し、対策を検討する中で条例制定を決めたということです。
この条例案に対し、3歳の娘がいる永岡は「バレたか…」と苦しい声。
育児において、遊びや学びの時間を親が提供すべきという意識はあるものの、実際には絵本を読み聞かせても娘が途中で飽きてしまい、YouTubeのショート動画に流れてしまうと明かしました。
育児は理想通りにはいきません。
スマホ使用時間を抜き打ちチェック
今回の条例案はこどもの使用時間に着目して制定されますが、大人たちはどの程度スマートフォンを使用しているのでしょうか。
iPhoneには使用時間を把握できる「スクリーンタイム」という機能があります。
山本が実際に自身のスマートフォンで確認してみました。
山本「平均使用時間、11時間12分(笑)」
永岡「はい、条例違反!(笑)」
山本はYouTubeをBGM代わりにしているため、半分以上はスマホを見ているわけではないと弁明。
永岡もパソコン作業や音楽、ラジオの視聴、カーナビなどもスマホで済ませられるため、自然と使用時間は延びてしまうと理解を示しました。
とはいえ、実際にどれだけの余暇時間をスマホに費やしているかについては、「知りたくない」と感じる人も少なくないかもしれません。
2時間で足りる?
永岡は「2時間は無理」ときっぱり。特にSNSのショート動画を見始めると止まらなくなるそうです。
永岡「何を求めているわけじゃないのに、休みの日に布団で目ぱっと覚めて、ぱっとショート動画開いちゃった日には…昼です」
午前中が動画で消えてしまうこともあるようです。
山本も2時間の制限は「短いなと思っちゃいました」と率直な感想を述べました。
永岡は、スマートフォンを操作する時間を家族との会話などに使った方がいいという考えを示しつつも、「スマホ見ないと寝れない人とかもいるもんね」と、ある程度の使用は現代人にとって必要だという持論を述べました。
スマートフォンは今や生活に欠かせない存在です。
豊明市の「1日2時間以内」という使用制限は、市民の生活の質にどのような影響を与えるのでしょうか?
今後の議論と市民の反応が注目されます。
(ランチョンマット先輩)
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