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迫る両院議員総会。石破首相は果たして続投するのか?

迫る両院議員総会。石破首相は果たして続投するのか?

自民党は8月8日に、両院議員総会を開催する方針を固めました。参院選大敗の責任を追及する反石破勢力が辞任を求める中、石破総理は依然として続投する姿勢を崩していません。石破総理は辞任するのでしょうか?それともこのまま続投するのでしょうか?2日放送のCBCラジオ『大石邦彦のNOW ON SHARE!』では、CBC論説室の大石邦彦アナウンサーが石破総理の続投の可能性について解説します。

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冷静に辞任が求められていた懇談会

先月20日に行われた第27回参議院選挙は与党の過半数割れで終了しました。
「惨敗」という厳しい結果に終わった自民党では、石破総理の責任を問う声が上がり、退陣を求める議員が一定数いるようです。

大石「両院議員総会ですけど。衆参集まる会議になっています」

28日に両院議員の懇談会が開かれたため、永田町の自民党本部に赴いた大石。
各政党の本部は国会の近くにあり、議員の多くは3、4分歩いて国会議事堂に行くそうです。

大石「皆さん、テレビで何回も観たことがあると思います。ニュースでもよく流れる外観ですね」

自民党本部は9階建ての建物で、両院議員懇談会は8階で行われました。
「本部にマスコミが大挙したのは久々だった」と振り返る大石。
200人以上の報道陣でごった返しており、注目度の高さが伺えます。

懇談会では辞任を求める声が集まるのでは?と思いきや、罵声や怒号が飛び交うような場ではなく、むしろ石破総理に冷静に辞任を求める声がたくさん上がっていたそうです。

また、「自民党が出した公約や政策のどこが有権者に響かなかったのか?」との話し合いが行われ、参院選反省会の様相も呈していました。
懇談会は予定の倍近い4時間ほどかかったようです。

石破総理、過去の行動が裏目に?

今回の参院選大敗について、「石破総理がこれまで取ってきた行動に原因がある」と懇談会で指摘がありました。どういうことでしょうか?

話は、第1次安倍政権の頃に遡ります。
当時の参院選で大敗した安倍総理に退陣を求めるよう進言したのが、他でもない石破さんでした。
そこから二人の不仲が始まったそうです。

また、麻生政権の時代に、両院議員総会を要求する署名集めに関わっていたのも、やはり石破さん。

大石「これが巡り巡って今に来ている」

つまり、党内では「(同じ立場になったのに)自分だけ辞めないのはおかしい」という批判が渦巻いていると大石。

両院議員総会で石破総理を辞めさせることができる、と思っていた自民党議員。
ところが規約をみると、総裁を辞めさせることは出来ないことが分かり、さらに本人に続投の意思がある場合には、総裁選を開催することさえ出来ないことが懇談会で判明したようです。

石破総理は「やりやすい」との声も

現在、「石破おろし」を画策しているのは、旧・安倍派。
今では派閥はなくなったため、そのような呼び方になっています。

大石「どうなんですか?自民党のゴタゴタ劇」

自民党はどうしてこれほど人気を失ったのでしょうか?
やはり旧・安倍派の「裏金問題」に端を発している、と大石。だからといって、議論が政局ばかりに傾いていては本末転倒です。

大石「世論はどう見ているのか?政局はもういいんじゃないか。政局よりも政策です!政策!」

有権者にとって本当に大事な政策とは何でしょうか?
例えばガソリン税の暫定税率。廃止法案が出されるようですが「早く決めて政策を実行してほしい」と大石。

また、石破総理は虚心坦懐で話を聞いてくれやすいそうで、野党にとっては他の総理に比べて「やりやすい」首相なのだそう。
石破総理の進退について、自民党はいったいどんな結論を出すのでしょうか?今後も注目です。
(nachtm)
 

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