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高品質がウリ!今の時期しか出回らない「三方原馬鈴薯」

高品質がウリ!今の時期しか出回らない「三方原馬鈴薯」

月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、旬の食材を紹介しています。6月13日の放送では、名古屋市中央卸売市場セントライ青果北部市場本社の一橋さんが「三方原馬鈴薯」をピックアップ。年中出回る馬鈴薯ですが、三方原馬鈴薯は今の時期だけ。どのような特徴があるのでしょうか?

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全国で年中生産されている馬鈴薯

ジャガイモの別名である馬鈴薯は、ジャガイモの形が馬につける鈴に似ていることからそう呼ばれるようになったという説があります。  

1年中美味しい状態の馬鈴薯が出回るように、北海道から九州まで全国各地の産地を順番にリレーしながら生産、貯蔵、出荷がされています。

特に有名なのが主産地の北海道で、生産量は全体の8割程度。
次いで、鹿児島、長崎県、茨城県、千葉県、熊本県と続き、三方原馬鈴薯の産地である静岡県は7位です。

三方原馬鈴薯は今の時期だけの高品質

三方原馬鈴薯は、静岡県の三方原台地と白須賀台地に広がる赤土の酸性土壌で栽培される「男爵」という品種を中心としているジャガイモ。

三方原台地は全国でも有数の日照時間を誇ります。
ミネラル豊富な赤土と豊富な日照量によって育った馬鈴薯は、肌が綺麗ででんぷん質を豊富に含み、ホクホクした食感で甘みがあるのが特徴です。

さらに三方原馬鈴薯の選果場では馬鈴薯1つ1つをセンサーに通し、デンプンの含有量や中に空洞があるかないかなどを測定、選別して、基準を満たしたものだけを出荷しているとのこと。
そのため全国でもトップクラスの品質です。

出荷時期は5月後半から8月上旬頃のわずか2、3か月程度。
この時期は九州産が終わって北海道産が始まるまでの間の時期で、山地のリレーをつなぐような時期に出荷されます。

年中出回っている馬鈴薯ですが、一橋さんによると青果店スタッフらは三方原馬鈴薯の出荷が始まると「今年もこの時期が来たか」と季節を感じる品目とのことです。

美味しい選び方、保存方法

三方原馬鈴薯はふっくらとしていて丸みがあり、ずっしりと重みがあるものが美味しい証拠。
皮は薄く表面が滑らかなものが良く、傷や黒いシミがあるものは中が傷んでる可能性があるので避けた方がいいでしょう。

保存をする際に1番注意してほしいのは日光に当てないこと。
光に当たると芽が出たり、皮が緑色に変色して有害物質が生成されることもあるため、直射日光や明るいところを避けて保管してください。
暗くて風通しの良く、涼しいところに置くのがいいでしょう。

基本的には常温保存で構いませんが、これからの夏場の暑い時期は冷蔵庫の野菜室がおすすめ。
ジャガイモは冷凍すると細胞の組織が壊れて解凍した時にスカスカになり、美味しくなくなってしまうため、冷凍には向きません。
どうしても冷凍したい場合は、一度火を通してマッシュポテトにしてから冷凍してください。

おすすめの三方原馬鈴薯料理

一橋さんは三方原馬鈴薯を使った今の時期にピッタリの「ミョウガのポテトサラダ」レシピを紹介しました。
基本的にはいつものポテトサラダに洋画を小口切りにして入れるだけ。

レシピ
①ジャガイモを洗って皮ごと茹でるか蒸すか、電子レンジでで加熱して熱いうちに潰します。
②①に小口切りにしたミョウガ、塩揉みしたキュウリ、短冊切りにしたハムなどを加えて混ぜます。
③②に塩コショウ、酢、砂糖適量とマヨネーズで味付けして完成。

ミョウガとお酢でさっぱりしているので、この暑い時期でも食べやすいポテトサラダです。

一橋「冷やして食べても美味しいですので、皆さんぜひお試しください」
(ランチョンマット先輩)
 

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