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切手の貼り方がわからない?加速する若者の郵便離れ

切手の貼り方がわからない?加速する若者の郵便離れ

デイリー新潮などの記事によれば、日本郵便は昨年度の郵便事業が630億円の赤字であることを発表しました。デジタル化の波に押され、手紙やハガキが日常から遠ざかってきていることを表す数字であり、郵便制度が暮らしのインフラから外れつつある深刻な姿が浮かび上がっています。9月11日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)ではこの記事を基に、パーソナリティの北野誠と加藤由香アナウンサーがトークを展開しました。

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切手はどうやって貼る?

郵便離れにより、切手の貼り方を知らない若者が増えているそうです。

裏面を濡らせば貼ることができるのを知らないために、シールのように裏をはがすタイプでもなく、のりをつけなければならないと思ってしまうようです。

それどころか、そもそもどこで切手が買えるのかも知らない人もいて、基本的な手順すらわからないとか。

以前この番組では、公衆電話自体も街からほとんどなくなり、掛け方がわからない若者が増えている件に触れました。

値上げで年賀状じまいが増加

郵便離れは若者だけではありません。郵便料金の値上げも、郵便離れが進むきっかけのひとつです。
特に2024年10月、通常ハガキが63円から85円に上がり、100枚で2,200円の出費増となります。広まりつつあった「年賀状じまい」をする人が増え、2025年の年賀状が一気に減る事態になりました。

郵便が減ったから値上げをし、値上げをしたから郵便が減る、という負のスパイラルが起きているようにも見えます。

郵便事業が縮小される環境

さらに郵便事業の縮小に拍車をかけることになってしまったのが、不適切点呼問題。

飲酒運転を防ぐため、全国の郵便局では配達員に対して朝に必ず飲酒の有無などを確認する点呼を行うことが法令で定められていますが、一部の郵便局で省略していたことが発覚。
運送事業許可が取り消される事態となりました。

今や郵便事業は日本に限らず、欧米などでも料金値上げやサービス縮小が続いていて、やはりSNSやスマホの発達が原因のようです。

メールといえば今や電子メールが一般的になっているので、致し方ないのかもしれません。

まだまだ郵便が必要

そのような郵便離れの中でも、北野はあることについては郵便物がまだまだ必要だと感じているようです。

北野「紙でもらう(クレジット)カードの明細書も値段が上がってきてますからね。保管せなあかんし、それを税理士さんに出さなあかんから。
でもWebでもらって印刷するのが面倒くさくて。それも結局、カード会社から『紙止めませんか』って何度も来ますからね(笑)」

クレジットカードやネットバンキングの明細は、ペーパーレス社会が進む現代においては、いつサービスが終わってもおかしくありません。

北野は「ひょっとしたら紙でもらってるラストサムライちゃうかなっていうぐらい、(カード会社からWeb明細への変更のお願いが)来る」と語りました。
(岡本)
 

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