友人の不倫をどう止める?大久保佳代子が語る「じわりと効かせる」アプローチ

『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(CBCラジオ)は、愛知県田原市出身の大久保佳代子さんと、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎さんが届ける「迷える人たちの道標となる解決型ラジオバラエティ」です。4月26日の放送では、友人の不倫について悩む30歳女性からの相談を取り上げました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く手のつけられない友人の不倫
Aさんのお悩みは、中学からの友人(30歳女性・独身・契約社員)が職場の上司(42歳・部長・妻と小学3年生のこどもあり)と、2年前から不倫している件についてです。
「友人は奥手なため、その不倫相手が初めての男性。デートなども初めて。もともと仕事ができる男性だったことに加えて、彼からのアプローチがあり、好きになってしまったそうです」(Aさん)
彼からは「妻との夫婦関係は終わっている」「今はこどもが小さいから離婚できないけど、こどもが大きくなったら離婚する」「待っててほしい」と言われているそうです。
「うわーよく聞くやつ。吐きそう」と、嫌悪感をあらわにする大久保さん。
「私は不倫する人は本当にこういうことを言うんだと思いました。私は元彼に浮気をされて別れた経験があることと、今は既婚者であることから、不倫はダメ。ゼッタイ。派です」(Aさん)
やめてと言えないジレンマ
Aさんは年に数回その友人と会うそうですが、必ず不倫の話になるといいます。
「楽しかったデートの思い出や『離婚するまで待つ』『慰謝料を払ってもいい』などと話してくれますが、なんてコメントしたらいいのかわかりません」(Aさん)
既婚者のAさんは、不倫相手の知らない奥さんとこどものことを考えるとつらく悲しい気持ちになるそうです。
不倫の話は聞きたくない。本当に友人を大事にしてくれる男性と付き合ってほしいと思って「そんな男はやめた方がいい」と言いたくても、幸せそうな友人を見ると何も言えなくなってしまうといいます。
「私は友人としてどのように話を聞いてあげるべきなのでしょうか。なんと声をかけるべきなのでしょうか。ゴールデンウィークに友人と会います。どうかアドバイスをお願いします」(Aさん)
不倫、一番悪いのは?
大久保「これはもう難問だ。このパターン」
森本「こんなまっすぐ不倫、あるんですね」
大久保「世の中ね、転がってますよ」
今まで男性と付き合ったことがない女性がアプローチされたら、なびくのは当然だと大久保さん。初めて男性から愛される喜び、求められる喜びを知った女性の気持ちを理解できると続けました。
大久保「男が悪いよ、これ。この部長」
森本「そこにね、付け込んだ形ですよね」
大久保さんは、部長の不倫をFAXで会社中にばらまくような過激な解決策を提案します。
森本「いにしえの対策ですね」
大久保「ドラマで見たことあるもん。『金曜日の妻たちへ』とかあの時代の話をしてますからね」
森本「きょうび見ないですよ」
やめろと言えない思い
大久保さんの友人も、数年前、明らかに問題のある男性と付き合っていたそうです。
別居中とはいえ既婚者で、酒癖も悪く、人間性にも問題があるような人物だったといいます。大久保さんは「やめればいいのに」と思っていたものの…。
大久保「その子の幸せそうな顔を見ちゃうと。その彼と一緒にいるところも見たことあるんだけど、私に見せたことがない顔をしてるわけです。そしたらそれをやめろとは言えないよね」
森本「やっぱそういうものなんですね」
大久保「やめろと言ったところでやめないだろうしな、ってやっぱ思っちゃうし」
森本「確かにそりゃそうですよね。言ってやめるくらいなら、とっくにやめてるし」
大久保「そう、聞く耳を持ってないから」
じわじわボディブロー
大久保さんの次なる解決策は、友人をじわじわと諭す方法です。
部長には何も知らない奥さんと小学生のかわいらしいこどもがいて、それを傷つけているという事実を友人に想像させるのが良いと提案します。
大久保「『今は罪なことやってるんだよ。想像力を働かせて。これ以上は言わないけど』とか。会うたびにちょっとずつやっていくしかないんじゃない?」
一気に解決を目指すのではなく、じわじわとボディブローのように効かせていく方法をアドバイスしました。
大久保「だって人がさ、人を好きになる気持ちなんて、誰も止められない!これはしょうがないと思わない?」
森本「Aさんに不倫の話をするって、結構デリカシーがないじゃないですか」
既婚者であるAさんは被害者側の立場に一番近い人。そんな相手に不倫の相談をするなんて、周りが見えなくなっていると森本さんは指摘します。
氷水作戦!?最終手段の提案
大久保「1回わかんないけど、バケツに氷水入れて上からかけてやってもいいけどね。物理的に」
森本「頭を冷やす(笑)。ありましたけどね、アイスバケツチャレンジみたいな」
大久保「そのチャレンジをしろって」
森本「ちょっと古いんですよ」
大久保「目を覚ませっていう。体で覚えさせないといけないところはありますからね」
森本「本当もう、最終手段ですよね。氷水は」
最後に、大久保さんは真剣なアドバイスを送ります。
大久保「でも不倫をしてて、一時の甘い蜜じゃないけど、その先に幸せってほぼほぼないからね。全員が幸せになる状況なんてゼロだから。そう思ったら、ちょっとね、考え直していただきたい!」
森本「ほんと、やんわりと」
大久保「やんわりと。ボディブローを効かせてください」
不倫に悩む友人には、一撃で目を覚まさせる言葉より、時間をかけて寄り添うことが重要なのかもしれません。
(minto)
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