中日OB・吉見一起が解説。投手がノックを受ける意味とは?
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元中日ドラゴンズの吉見一起さんが、2月4日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演。バンテリンドームナゴヤで導入されるテラス席、キャンプでの中日投手陣について、リスナーから寄せられた質問に答えていきました。聞き手は加藤里奈と三浦優奈です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くホームランは花火
「来年バンテリンドームにテラス席ができるそうですが、テラス席ができたらドラゴンズのホームランは増えそうですか?」(Aさん)
吉見「間違いなく増えると思います」
ピッチャー視点から見たテラス席は現役時代なら反対していたそうですが、現在は大賛成だそうです。
吉見「野球は点取りゲームなので点が入らないと面白くないんです。ホームランは花火みたいで一番盛り上がるので大賛成ですね」
戦い方は変わる?
加藤と三浦が気になることを吉見さんに聞きました。
加藤「テラスができることで、作戦面など野球の仕方が変わるんじゃないかと思ったんですが、練習に影響はないんですか?」
吉見「作戦的な細かいところは変わるかもしれないですけど、広さが変わっても練習にはそんなに影響はないですね」
野球は点取りゲーム。相手が点を取ることを阻止するための守り方は変わらないそうです。
吉見「打つ人が優先的に使われる野球にしても、一瞬は勝てるけどトータルで見たら勝てないと思うので、戦い方はそんなに変わらないと思います」
三浦「今年広いバンテリンドームですごく成績が良かったら、来年テラス作るの止めてくれよと言う意見も多くなると思うんですが、それでも強行するもんですか?」
吉見「これ決まってることでしょ?」
公に報道された決定事項。今年一年だけの成績で変更はないでしょう。
吉見「ドラゴンズはピッチャー良いですから、野手が成長して強くなると勝手に思ってます」
緩急が使える投手
「中日の投手陣は牽制が少ないと思いますがいかがですか?それと、もう少し緩急を活かした投球をして欲しいです」(Bさん)
吉見「結構グサってきますね(笑)」
昨年の牽制は増えているという吉見さん。特に二塁牽制は増えたそうです。
しかし指摘通り、緩急が使えるピッチャーが少ないとか。
緩急が使えるピッチャーとして柳投手の名前以外は挙がりませんでした。
吉見「アメリカでは牽制回数の制限があるので、日本も変わってくると思います。なので、牽制の重要度は今後なくなってくるかもしれないですね」
メジャーリーグでは試合時間短縮のため、2023年からプレートを外す行為も含めて一打席に付き牽制球は2回まで。
このルールは、日本でもすでに社会人野球で採用されています。
投手へのノックの効果
キャンプでは井上監督が「ダーティーハッスル99」と称して投手陣へノックをしていました。リスナーも気になっているようです。
「投手陣も走り込みをしてると思うんですけど、この練習はどんな意味があるんですか?」(Cさん)
吉見「左右に振られるので球際に強くなるんです」
また、ゴロを捕る時は、瞬時に股を割ってしゃがむ動きをします。股を割る強さは走りでは鍛えられないとか。
吉見「あとはハンドリングですよね。ピッチャーゴロを捕る、捕らないで野球の展開が変わってきますから」
ピッチャー目線でわかりやすく解説した吉見さんでした。
(尾関)
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