一億総推し活時代!夫が知らない妻が推し活につぎ込む総額
いわゆる「推し活」が、若者だけにとどまらず世代を超えた社会現象となっています。一方で「推し活」に費やすお金が増えるなど不安を覚える人も少なくないようです。12月27日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、東洋経済オンラインの記事を基に北野誠と氏田朋子がトークを展開しました。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く推し活に使うお金
近年「推し活」という言葉が、世代に関係なくよく使われます。特にその度合いが強いことを「沼落ち」といい、自分が稼いでいるお金をほぼ使いきるくらいの勢いとなっています。
これについて東洋経済では「推し活」に関するアンケートを実施。
「可処分所得のどのくらいを推しに使っていますか?」という質問では、10代から20代前半の女性が「半分以上を推し活に使っている」との回答があったそうです。
氏田「あと、旦那さんが奥さんがどのくらい推し活に使っているか知らないということも多いみたいです」
北野「推してるグッズが増えているのを見ていると、どのくらい使っているか聞けるけど、グッズを隠していたらわからないですよね」
氏田「そう。グッズだけでなくて、旅費とかかなりかかりますよね。特にこどもが小学生に上がったくらいで手が離れると、身近でもアイドルとかにはまる人多いですね」
北野「そうなると、どうしてもチケットやグッズを手に入れたいとなり、転売ヤーが暗躍し、社会問題にもなりました」
推し活離婚
「これは冷めないのかなぁ」と北野。
北野「普段日常生活で嫌なことがあってもそれで乗り越えられるということでしょうね。
お金は回っています。ただ、奥さんか旦那さんが推し活やっていて、わからなくて、気が付けばお金がなくなっていたというのは避けていただきたいです。
そのうちバレて『もう離婚や!』となる、“推し活離婚”とかあるかもしれませんからね」
さらにギャンブル同様にドーパミンが出続けている状態になるので、冷静になるのは「なかなか難しいです」と続けます。
“マコ酒RUN”は推しに会える場?
この番組では、北野とリスナーによる「マコ酒RUN」という飲み会を定期的に行っています。
北野は「そう考えたら、推し活ですといっても『マコ酒RUN』で使う額、しれてるな。飲みに来て5000円やしな。
これから『マコ酒RUN』の時、アクリルスタンド持っていこうかな。当の本人が売ってるってどうなんやろ(笑)」
氏田「あんまりないな。当の本人が売るって。目の前にいるからいいか、となる」
北野「遠いところにいるから近くでいつもいたいというアクリルスタンドが流行っているんです。近づくためにやったイベントやけど、今となったら致命傷や。損やなぁ」
さらに「ひとりだけ離れて飲もうかな。余計淋しいだけや(苦笑)」と自嘲する北野。
主人は知らない
実際に「推し活」に励む女性リスナーからのメールが届きました。
「主人より愛する福山雅治さんの推し活、一回のライブに使う金額を計算してみました。名古屋ではほとんどないから関東に行きます。チケットは1万超え。往復の新幹線代が2万越え、グッズにも最低1万はいきます。ファン仲間とのライブ後の飲み会で1万はいきます。トータル5万は飛んでます。
明後日、横浜のライブに行ってきます。主人はこんなにお金がかかっているなんてまったく知りません」(Aさん)
氏田「それを楽しみに毎日仕事とか頑張るからいいんじゃないですか」
恋愛と同じ?
北野は「冷めないのかなぁ」と疑問を口にしていましたが、次は冷めた人の体験談です。
「10年間ずっと追っかけ、年間に40~50本のライブに行く推しのガールズバンドがありました。
このところ音楽の方向性が変わってきたなと思っていたのですが、今年、発表したある曲を聞いた瞬間、すっと自分で熱が冷めるのを感じました。今では曲を聞くのも嫌なくらいです。10年間はなんだったのでしょう。
恋愛が終わる時と同じです。また、新しい推しバンドを探そうと思っています」(Bさん)
氏田「急に終わるんだ、不思議やわぁ」
北野も「推しは推せる時に推せ」と言います。いつどこで何が起こるかわからないからですから。が、自分の可処分所得を考えずに推すのは問題がありそうです。
(みず)