洗い場の床をだけで効能の強さがわかる!山口市・柚木慈生温泉
毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。12月26日の放送で紹介したのは、山口県山口市の柚木慈生(ゆのきじしょう)温泉。「効能の強さが洗い場の床を見るだけでわかる」と高田アナが評価する温泉です。
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柚木慈生温泉へは、CBCのある名古屋市中心部から607キロ。
車での所要時間は7時間14分だったそう。
高田「車で行っても中国道の最寄りインターからは30分。周囲には何もありません。山道の中からいきなり来た来た、みたいな感じで現れます」
公共交通機関だと新幹線の新山口で降りて、在来線で山口県の防府まで行き、さらに路線バスを2度乗り継いで到着。
名古屋駅から上手く乗り継いで5時間15分ぐらいで到着するそうです。
お土産にいかが?
山の中の小さな集落の中の温泉。ちなみにお隣が同じところが経営しているカラオケ喫茶だそうです。
高田「その気になれば温泉に入った後もカラオケができます」
広くて停めやすい駐車場完備。一日二組限定で宿泊もやっているそうです。周囲には食事ができるところはなく、温泉で食べることになるとか。
受付にはお米や弁当も売っていて、食べるスペースもあったそうです。
600円払って入場。この日、タオルを忘れた高田は220円で購入。
高田「タオルには柚木慈生温泉とプリントされていていいお土産になりました」
湯への気配り
脱衣場はそれほど広くはなく、鍵のかかるロッカーが12個あったそうです。しかし、その内のいくつかは鍵がなくなっていて、鍵が使えるのは何か所かはわからなかったという高田アナ。
中に入ると5人ぐらいは入れる浴槽が一つ。アルファベットのPを裏側から見たような形だったそうです。
洗い場は4ヵ所。その内の1ヵ所はシャワー付き。
泉質は含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉。炭酸成分が強いことが特徴。
高田「すごくこだわってるのが、炭酸成分が抜けないように、沸かし湯と源泉を別々に投入して成分が源泉と変わらないように気を使っているんです。それほどの気合いの入れようです」
源泉の温度は17.1度。浴槽は40度ほどの温めに加温されていて、長湯も可能。
温泉成分が石化
高田「炭酸成分が強いのか、かけ流し口を見ると、ボコッ、ボコボコッと不規則に溢れてくるんです」
洗い場の床は、温泉の成分が固まって凸凹になっているそうです。温泉ファンの高田曰く、これは一見の価値ありだそうです。
また、浴槽の底を指で触っても凸凹になっていたそうで、おそらく温泉成分が石化したものと推測する高田アナ。
温泉の効能の強さは匂いにも表れていて、炭酸ガス系のツーンとくる匂いも味わえるそうです。
いざ入浴
温泉の色は底が見えないほどの黄土色に濁っているそうです。
高田「面白いのが、出てくる時のお湯は透明です。鉄とゆで卵が混ざったような香りで、鉄っ気が強いです。おそらく、空気に触れると色がつくのかなと思います」
浸かると、肌にびっしりと凄い量の泡がつくそうです。肌を触ると細かい泡が浮き出してくるんだとか。
高田「泡のおかげでしょうか、肌に非常に滑らかな感じがしました」
幻想的な一番風呂
人気の温泉のため混雑すると事前情報を得ていたそうですが、高田が行った時はラッキーなことに誰もおらず。
高田「何て幸せなんだと思いました」
温度も40度で、いつまでも入っていられる気持ち良さ。20分ほど貸し切り状態を満喫していると。
高田「幸せな時間はそうは続きません。あっという間にいっぱい。最初に入った自分が出ないとしょうがないよねと言う雰囲気になりました」
後日、一日二組限定の泊りについて調べると、温泉ファンには重要なことがわかったそうです。
ここの温泉は、朝一番のお湯は、炭酸成分の強さで湯が泡立つほどだとか。
高田「幻想的な泡のブクブクが広がってくるそうです。これは泊りで一番風呂に入らないと味わえないらしいです」
(尾関)