CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

GLIM SPANKY、10周年を迎えて新しいバンドを結成?

GLIM SPANKY、10周年を迎えて新しいバンドを結成?

12月22日、ツーピースのロックバンド、GLIM SPANKY(グリムスパンキー)のボーカル・ギターの松尾レミさん、ギターの亀本寛貴さんが、CBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演。10周年となるGLIM SPANKYをデビュー当時から知る小堀勝啓が近況を尋ねます。

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

デビュー10周年

10周年記念のベストアルバムは『All the Greatest Dudes』。
デビューは10周年ですが、結成は高校生の頃に作ったバンドなので17年になるそうです。

松尾「なのでGLIM SPANKYという活動がルーティン化しすぎてしまって、アニバーサリーを意識したことがなかったんですね。ただただ真っ直ぐやってきて、気づいたら10年経ってたって感じだな」

亀本「先のことは考えずに、目の前のことを一生懸命こなして行くことの繰り返しだったよね」

小堀「GLIM SPANKYのすごいところはガーンって売れても、決してコマーシャルロックにならず、自分たちの思ってることをやって、結果売れていった。理想ですよね」

亀本「うまくコマーシャルロックになれたらよかったんですけど、不器用だからなかなか、純粋に思う事しかできなかったよね」

松尾「魂が籠ってないと聞いてる人にもバレますしね。それに、誰よりも自分の曲がかっこいいと思って歌った歌が本当の歌だし」

曲も作品の一部

ドラマ『ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-』第4話目のエンディングテーマとして書き下ろされた曲が「赤い轍」。

松尾「指先まで通った血管が自分の命の道なんだっていうことで、このタイトルを付けました」

エンディング曲の担当が決まると、亀本さんは『ゴールデンカムイ』の世界に没入するために原作漫画を全巻買い、映画も観に行ったそうです。劇伴のような始まり方は亀本さんのアイデア。

松尾さんはSNSで、ふたりの地元の長野県が『ゴールデンカムイ』のロケ地にもなったことを知り、曲作りが大きく進んだそうです。

松尾「私たちの地元の景色と通じるところがあるんですよ。自分たちとも通じるところがあるな、描ける世界があるなと思って、より魂を込められました」

エンディングテーマもドラマの一部。見終わって全然違う世界観の曲が流れてきて「がっかり」には絶対したくなかったそうです。

謙虚なギタリスト

今年の夏は地元の長野県飯田市での凱旋公演が大成功したそうです。出演したのは「焼來肉ロックフェス」。

小堀「タイトルがすごいですよね」

亀本「焼肉が好きで、みんなよく食べるんですよ。お店がいっぱいあってね」

松尾「コンビニの数より焼肉店が多いって言われてるんです」

長野県飯田市は、人口ひとり当たりの焼き肉店が日本一です。

亀本「焼來肉ロックフェス自体からは、近年ずーっとお話をいただいてて、そろそろ大丈夫かな?と思って出たら皆さん、すごく温かく迎えてくれましたね」

小堀「いつも思うけど、亀本さんってめちゃくちゃ謙虚だよね」

ボーカルが弾くギター

小堀の素朴な疑問。バンドでよくあるボーカル・ギターは、アコースティックでイントロだけ弾いて、あとはよろしく、というパターン。

小堀「でもレミさんはめちゃくちゃ弾きますよね」

松尾「ずっと弾いとるな」

地元の話が出てリラックスして来たのかオヤジっぽく答える松尾さん。

松尾さんのギターに関しては、「これは歌に集中する曲」、「これは弾く曲」というように種類の幅が増えてきたんだそうです。

亀本「最近、ギター弾く曲減って来たよな。また弾いてよ。 一緒に練習しようよ」

松尾「そうだな。こういうギター弾きたいなとか、ギターも楽しいなって思ってるよ」

バンド結成当時の高校の頃に戻ったような雰囲気でした。

新バンド結成?

ベストアルバム『All the Greatest  Dudes』ではコラボもあります。2枚組のDISC2の最後は『愛が満ちるまで feat.LOVE PSYCHEDELICO』です。

LOVE PSYCHEDELICO(ラブ・サイケデリコ)へはGLIM SPANKYからオファーしたそうです。もともとライブも一緒にする仲だとか。

最初にグリムスパンキーがワンコーラス土台の曲を作り、LOVE PSYCHEDELICOのスタジオで制作したそうです。

松尾「何日も籠ってお菓子を食べながら、お腹すいたらピザ頼んで、みんなで楽しかった」

小堀「LOVE PSYCHEDELICOにしても嬉しい一曲ができたんじゃないですか」

松尾「そうだったら嬉しいな。私たちの認識では、コラボと言うよりひとつのバンドになったと思ってます」

ライブツアー『All the Greatest  Dudes Tour 2025』の開催が決まっています。最後にこれからの抱負を聞きました。

亀本「自分たちのポテンシャルはまだまだある。どこまででも行けるぜって感じで、すごくわくわくしてますね」

松尾「あれもやりたいこれもやりたい、がたくさんあります」

日本のロック界を駆け抜けるGLIM SPANKY、今後の活動にも注目です。
(尾関)

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP