継続は力なり!中日・細川成也選手、今年の大活躍の裏で続けていること
12月21日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、中日ドラゴンズ細川成也選手のインタビューを放送しました。細川選手の活躍の裏に、継続しているあることの存在がありました。聞き手は若狭敬一アナウンサーです。
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15打席以上対戦した22人のピッチャーの中で、実感として一番打っているピッチャーを聞いてみました。
細川「阪神の西(勇輝)さんが結構印象あるかな」
大正解。西投手に対しては18打数で12安打、ホームランは4本で打率6割6分7厘。
しかし細川選手にとって、実は苦手な意識もあるようです。
細川「考えて打席に立たないとやられちゃうんです」
ただ、あまり考えすぎても相手の術中にハマってしまうとか。
細川「相性がいいから考えすぎずに行けって、コーチからも言われてて。それがいい方向に行ってるのかなと思います」
本当に嫌な人
次に得意なピッチャーは広島東洋カープの床田寛樹投手。19打数9安打、ホームランは打てていないものの打率は4割7分4厘。
床田投手も、細川選手にとっては考えさせられるタイプのピッチャーで、芯で捉えてヒットにするのではなく、詰まったりしてヒットになる印象が強いそうです。
3番目に得意なのが阪神タイガースの大竹耕太郎投手。22打数10安打、ホームラン1本で4割5分5厘。
細川「大竹さんも本当に嫌な人です(苦笑)。全部の球種があるんですけど、スピードも全部変えて来るんで、全部違う球種に見えたりもするんですよ」
例えば、真っ直ぐでも遅い真っ直ぐと速い真っ直ぐ。チェンジアップでも遅いのと速いの、スライダーでも遅い速いがあったり。さらに超スローボールもあるそう。
細川「真っ直ぐを抜いて投げたりとか、悪い表現で言うと『打ってみろよ』みたいな感じ」
そこでバッター側も、「打ってやろう」と思ってしまうと術中にハマってサードゴロに終わったりするそうです。
細川「大竹さんの時は、どのボールを狙うか割り切って打席に入ってます」
5番か?4番か?
今年の細川選手の成績を打順別で振り返ってみました。
3番では73試合出場、2割5分9厘、13ホームラン。
4番は86試合出場、2割7分、11ホームラン。
5番では41試合出場、3割4分2厘、11ホームランでした。
5番での打席が最もよい成績でした。ちなみに昨年も5番がベストです。
細川「シーズン中、5番の方が打率いいなと自分の中で思ってました。何でなのかはわからないですけど、結果として5番が一番良かったですね」
しかし、好きな打順を聞いてみたところ「5番よりも4番」との答え。
細川「やっぱり4番でチームの勝利に貢献できたら、一番カッコいいですよね」
初球大好き
細川選手、昨年の成績は140試合に出場し、2割5分3厘、24ホームラン、78打点。
今年は143試合で、2割9分2厘、23ホームラン、67打点。
今年は打率が上昇しましたが、昨年と変えたことはあるのでしょうか?
細川「調子が悪い時でも、その日を4の0で終わるんじゃなくて、フォアボールをひとつでも取れるように意識していました」
アウトになる打席が減ったことで打率が上がったわけです。もちろん打てるに越したことはありません。
ちなみに細川選手は初球大好きです。
初球の打率は昨年が4割2分4厘で、今年が4割6分6厘。今年の初球7ホームランは0-0から3-2まで12種類あるカウント別でトップ。
細川「カウント不利に追い込まれたら、ああ~ってなりますし。いかに初球の甘いボールを仕留められるかを意識してます」
継続は力なり
細川選手が好成績を残している要因に、ベイスターズの二軍時代から付けているノートの存在がありました。
細川「相手ピッチャーが、今日はこんな感じだった、ここの変化球は止まれたとか。でも今日はこのイメージで行ったら真っ直ぐ刺されたとか、振ってしまったとか。忘れないようにメモはしています」
最後に来シーズンの抱負。
「今年は最下位に沈んでしまって、ファンの方々の応援に答えることができなかったので、来年は優勝できるように、僕自身チームを勝利に導けるように頑張りたいと思います」と言う細川成也選手でした。
来年のドラゴンズ優勝と細川選手が4番で活躍する姿を期待しましょう。
(尾関)