自分の老いに気付いた時は目を背ける?それとも向き合う?
誰しも、いつまでも若々しく元気でありたいものです。ですがそれでも平等に訪れるのが老化。自然な現象で決して悪いことではないのに、なんだか認めたくない。そんな人も多いのではないでしょうか。12月23日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、自分の老いを感じたエピソード話で盛り上がりました。つボイノリオと小高直子アナウンサー、西村俊仁アナウンサーが、それぞれ実感のこもったトークを交わしています。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く寄る年波は目から
きっかけはリスナーのAさんからの投稿です。
「小高さんが先週、メガネの度数が合わなくなったとおっしゃっていましたが、私の記憶が確かなら正確には『老眼の』度数なのではないでしょうか?
私も老いに抗いながら日々を過ごしておりますが、近くの文字が見えない時は潔くメガネを外しましょう。現実を受け入れましょう」(Aさん)
小高「違います、私はお手元メガネしか使ってませんよ」
つボイ「お手元メガネゆうのは、メーカーは良い言葉を作りますね」
老眼による手元の見えにくさを改善するメガネを、近頃では老眼鏡ではなく「手元用メガネ」と呼んだりするようです。
「老眼」というダイレクトな響きをマイルドにしてくれています。
西村「僕も最近ちょっとお手元が見えづらくなってきたんですよ」
現在45歳だという西村も、「始まりましたねぇ」と深いため息をつきます。
老眼鏡は使っていないものの、いつも使用している近視のコンタクトレンズの度数を落として近くのものが見えやすいように調整したとのこと。
つボイ「人生にはいろんな過程がありますけども、老眼鏡をかけることになった時はやっぱりショックやね」
白髪との遭遇
そして西村には、もうひとつ老いを感じるポイントがあると言います。
西村「白髪が。髪の毛とかではなく鼻だったりとか、お下の方に出始めるとショックですねこれは」
小高「出始めたんかい(笑)」
つボイ「あんた、他人のことを客観的に笑っとる立場か(笑)」
白髪が増えるのも老いを感じるきっかけのうちのひとつですが、どうやら髪だけではないようです。
「知ってしまっても困るでしょうし、あまり言うことではないんですが…」とは言いつつも、お下の白髪を発見した時の衝撃を語り始めます。
西村「見つけた時は、何というかこう複雑な気持ちで。相手も相手で『見つかっちゃった』って出てくるし、こっちはこっちで『おわ!ついに来たか』っていうこの感じが…」
つボイ「知りたくもない(笑)」
衝撃のご対面だったようです。
自分の老化を目の当たりにした時は、やはりうろたえるものです。
小高「自分のいろんな身体の変化が心配になってお医者さんに行った時に、『老化現象ですね』って言われた時のショックね」
今までにはない身体の不調や違和感に、体調不良?もしかすると重大な病気かも?と思い焦って病院に行ったら「老化」。これは打ちひしがれます。
前向きがカギ
そんなできれば目を背けてしまいたい老化ですが、受け入れてしまった方が案外快適に過ごせるかもしれません。
つボイ「知り合いがなんか読む時に、眼鏡変えて読んどるんですよ」
「老眼鏡かけとんのやな」と言うつボイに対し、「お前もかけてみ」と勧める知り合い。つボイは自分が老眼鏡?といぶかしげな様子。
つボイ「んなものお前なにゆうてんのってパッとかけたら、もうめっちゃ見やすいやんこれ!(笑)」
自分はまだまだ大丈夫。必要ないと思っていても、いざ使ってみたら快適になって感動したようです。
そして小高にも同じような経験があるとのこと。
小高「最近なんか服がきついなと思いながらもずっと9号で耐え抜いてたんやけど、11号にした時の『!!』って感動(笑)」
つボイ「小高さんと私の結論。歳には逆らわず、楽に生きていきましょうよということです」
大切なのは、毎日楽しく無理せず過ごせること。歳をとったって老いたっていいんです。
小高「自分が楽だと思うものを身に着けるのが、一番身体にいいからね」
つボイ「小高さんも冬になると140デニールの下着履いててね」
小高「一番分厚いやつな、お腹冷やさんようにせんとアカンからな」
もしも老いを感じ始めた時には、自分の身体の変化も前向きに受け止めて、ぜひ大切に労わってあげましょう。
(吉村)