グランパス徳元悠平選手、背番号を決めたのは「息子のひと言」
今季最終戦、12月8日に行われたJ1第38節アウェイ・日産スタジアムの横浜F・マリノス戦で2-0、勝利で締めくくった名古屋グランパス。12月13日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』には、この夏FC東京から期限付き移籍で加入し、大活躍したDF徳元悠平選手が生出演。パーソナリティの城所あゆねと今季を振り返りました。
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まずは、徳元悠平選手のプロフィールについて。
沖縄出身で、城西国際大を経て2018年最初に加入したのがFC琉球(当時J3)でした。J3の全32試合中、31試合に先発フル出場し、この年のチームJ3優勝・J2昇格に貢献しました。
2020年にはJ2ファジアーノ岡山に完全移籍。さらに2023年からJ1FC東京へ加入とステップアップ。今年8月15日に名古屋グランパスに期限付き移籍し、今に至ります。
グランパスでは、リーグ戦10試合に出場、ルヴァンカップは準々決勝から決勝まで5試合に出場してタイトル獲得に貢献しました。
城所「ご自身で今シーズン振り返ってみていかがですか?」
徳元「苦しい時期もありましたが、腐らず頑張っていたらグランパスに来れたので。ルヴァンカップ優勝という自分初のタイトルも獲れたので、最後は笑ってシーズン終えられたのかなと思います」
シーズン中の移籍は大変
これまで沖縄・岡山・東京、そして今年名古屋と移籍してきた徳元選手ですが、シーズン中の移籍は、今季が初めてです。
城所「同じ移籍でも、シーズン途中はやりづらかったなとかありました?」
徳元「移籍加入については、僕は明るいキャラなんですぐにチームに馴染みましたけど(笑)。
引っ越しという面では、シーズン中の移籍なのでオファーもらって決定、翌日には行くくらいのスケジュールなので、妻は本当に大変だったと思います」
リスナーからの質問です。
「グランパスや、サポーターの印象は?」(Aさん)
徳元「(チーム内の選手たちが)真面目で笑顔が少なかった印象。自分で言うのもなんですけど、明るいキャラの僕が練習中も声出して『アイツうるせーな』ってくらいの勢いだったので(笑)。それが逆に良かったのかなと」
城所が疑問に思ったのは、他の選手には声を出すようなタイプがいないのか?ということ。徳元選手曰く「誰かが声を出せば、一緒に声は出してくれる。でも(FWの永井)謙佑君は明るいので一緒にチームを盛り上げられました」とのこと。
背番号55の意外なエピソード
サッカー選手と言えば、背番号。
こだわりを持って移籍する・しないに関係なく同じ番号の選手もいれば、同じチームに所属していても毎シーズン変える選手など、様々です。
「徳元選手は、所属した各チームでいつも違う背番号を付けてますね?」(Bさん)
背番号については、城所も聞いてみたかったとのこと。
徳元「(ファジアーノ岡山で)41番を3年付けたんですけど、その時は川崎フロンターレの家長昭博選手がカッコよすぎて同じ番号を。でもFC東京では空いていなかった。
グランパスに来る時は、息子が『55!』って言ったんで。それと僕が憧れていた長友佑都選手がイタリア・セリエA(インテル所属)時代につけてた番号と被ってたことが、55番の決め手になりました」
徳元選手の息子さんは「55好き!パパつけるのやめて!」と最初は言っていたそうですが、父として「55がいい」と自己主張を貫いたという話に、城所も大笑い。
他にも、リスナーの質問に答えつつ、ここでしか聴けない話も多数出ていました。来季、徳元選手が完全移籍するのか気になるところです。
(葉月智世)