オレはスタメンで出てこそ生きる!元侍ジャパンのエリート戦士・上林誠知が強いドラゴンズを蘇らせる

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
3月30日の放送回で共有したいトピックスは、ドラゴンズ移籍2年目・上林誠知選手の特集。春季キャンプからオープン戦にかけて結果を残し、開幕2戦目にスタメンで出場すると2安打を放つなど井上一樹監督の初勝利に貢献。移籍1年目は不本意なシーズンに終わったものの、今季は揺るぎない自信から外野の定位置奪取を宣言している。かつてはホークスでレギュラーを張り、侍ジャパンにも選ばれたエリート戦士・上林誠知の覚悟と決意に迫った。
井上竜第1号から現在進行形で猛アピール

上林選手は高卒ドラフト4位でホークスに入団。23歳の2018年シーズンは全試合に出場し22本塁打を記録する活躍で日本一に大きく貢献した。しかし、その後は右アキレス腱断裂などの大ケガを負い2023年に戦力外。侍ジャパンも経験したエリートは「一回ゼロになったと思っていますので、新しい上林誠知を見せられれば」と再起を誓ってドラゴンズに入団するも、移籍1年目の昨季は思うような結果を残せなかった。
上林選手:ドラゴンズとしても近年良い成績を残せていない中で、少しでも力になりたいと思って来たんですけど昨年はうまくいかず。今年は自分の中で野球人生の分岐点だなと感じています

覚悟を決めて臨んだ移籍2年目の今季はウリである打棒を発揮。アピールはキャンプからシーズンの開幕直前まで止まることはなく、沖縄の地で井上ドラゴンズの第1号を放てばオープン戦で結果を残し続け打率3割4分1厘、3本塁打を記録した。
上林選手:掴んだというか、過去に戻るとかそういうのは好きではなくて。常に新しい感覚を見つけていく作業がバッティングなので。どこかのタイミングで良い感覚があったのは間違いないですね
クールなイメージは尊敬するレジェンドの影響

上林選手は今季からピンクのリストバンドをつけている。それは井上監督が現役時代にトレードマークとしていたアイテム。上林選手はその意図について明かした。
上林選手:今、ピンクのリストバンドをつけてやってますけど、監督から「目立ちなさい」という指令の下でやっています。なかなかプレースタイルをすぐ変えるのは難しいとは思うんですけど、表面上からできることはあると思ったので。そこで監督もピンクをつけていたし、ピンクをつけてみようかなというのが始まり。そこから良い方向にいっているので、変わるきっかけをくれた監督には感謝しています
プレースタイルやキャラ変で監督指令をはたせないのは納得するところ。上林選手といえば寡黙でブレず、クールなイメージがあるからだ。そしてこのイメージには尊敬する人物の生き様が影響していた。

上林選手:背番号もそうなんですけど、小さい頃からイチローさんを見て育ってきたので。イチローさんのプレースタイルがそうだったので、それがカッコいいというか。試合では常に冷静、でも心には熱いモノを持っている。それが好きだったので自然とマネしちゃっているのかもしれないですね
スタメンにこだわる理由

心は、熱く―。キャンプからオープン戦の間に残したコメントの端々に秘めたる想いが滲み出ていた。「スタートから出て結果を残すタイプ」、「スタメンで出てナンボの選手だと思う」―。静かに熱く燃えていることを上林選手は認めた。
上林選手:(自分は)走攻守すべてで貢献する選手だと思うので、スピードを生かしながらの打撃、守備、走塁。1回から9回まで出ることによって貢献度が高くなると思っているので、スタートにこだわってやりたいなと思っています。その気持ちがなくなったら終わりだと思いますし、自分を一番信じている。できると思っています
強竜復活の原動力となる決意表明
今年こそ新しい上林誠知へと生まれ変わり、強いドラゴンズへと導けるのか―。自信を手にした上林選手は力強く誓ってみせる。
上林選手:昔の強いドラゴンズを見ている。自分はジャイアンツファンで埼玉県出身。テレビをつけたらジャイアンツ戦が結構やっていた時にドラゴンズが強くて、ジャイアンツを応援しているのにいつもドラゴンズに勝てないのを見ていた。強い時代を知っているからこそ、そういうチームに戻りたいなという気持ちが強いですね
イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。上林選手の「オレはレギュラーでこそ生きる!」発言、最高ですっ!!

今週のサンドラを観た感想・・・。上林選手は開幕戦こそスタメンを逃したものの2戦目には「3番・レフト」で出場してマルチの2安打。3戦目も2安打を放ち、チーム唯一の打点を挙げるタイムリー。外野で不動のレギュラーの座を掴むために必要なこととして川上さんは「調子が悪い時期を短くして、調子が悪くてもヒットを打ち続けることがレギュラーに一番近づけるんじゃないかと思います」と提言されていました。
上林選手の良いところは、やっぱり発言力!「自分はレギュラーで出てこそ生きる。スタメンで出てナンボの選手だ」とスタメンにこだわるアピールは気持ちがいい!そしてスタメンで出れば結果を残してみせるところも。ケガ人で不完全な戦いを強いられている今、有言実行の上林選手に救ってほしい!と願うばかりです。
(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)