手書きの方が暗記でき、睡眠の質も向上する?
教育現場ではタブレットが普及し、ノート代わりにタブレットでメモを残す人が増えています。SDGsの面でもペーパーレスとして推奨されている反面、先日タブレットよりも手書きノートの方が暗記しやすいという調査結果が発表されました。11月28日の『CBCラジオ #プラス!』では、CBCアナウンサー永岡歩と山本衿奈、つボイノリオがこの話題について意見を交わしました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く手書き学習の方が約20%暗記力アップ!?
コクヨ株式会社と立命館大学が調査したところ、タブレットを使用して学習するよりもノートに手書きする方が、後の暗記テストでの成績が良いことがわかりました。
調査方法は、大学生20人を対象に、タブレットとノート両方で学習させたとのこと。
その直後と2ヶ月半後にテストをしたところ、学習直後は手書きでの得点が平均22%高く、2ヶ月後でも手書きの方が20%上回ったそうです。
さらに脈拍を測ってみると、ストレス度合いも手書きの方が低いことがわかったということです。
PRになる調査結果
こういった調査自体が面白いと語るつボイ。
つボイ「面白いもんでね、卵焼きに何をかけて食べるかという調査。調査した会社がね、キッコーマンなんですね」
永岡「絶対醤油でしょ(笑)」
つボイ「そう。それでタブレットより手書き。それを調査したのがコクヨね。こういうところがちょっとね(笑)」
自社商品のPRにも繋がる調査結果になることに面白みを感じます。
また今回の調査結果に関しても「当然ではないか」との感想をつボイは持ったようです。
つボイ「ただ昔から言われてることを、エビデンスを追求したということじゃないですか」
永岡「やっぱりそうだったってことですよね」
タブレットにメモはメモなの?
永岡が新人アナウンサーにアドバイスした時、メモを書くのはタブレットだったそうです。それを見る度に永岡は「それはメモなのか?後でちゃんと見る?」とモヤモヤするんだとか。
ノートの場合、新しく白紙のページを出すまでにこれまでのメモ書きのページをめくるので見返すことができますが、タブレットではそれがあるのかどうかとの疑問を呈します。
また永岡は写真もデジタルではなくアルバム派。
タブレットのカメラロールはあまり見返しませんが、アルバムはページをめくるから視覚に入ってくるのではないかと持論を述べました。
もちろん頻繁にカメラロールを見返す人もいます。
ライフスタイルによって、自分に合う媒体が変わってきそうです。
つボイの暗記は二刀流
一方よくタブレットを使用するつボイ。ただし、暗記方法はなんとタブレットとノートの二刀流だといいます。
まず手書きのノートをスキャンし、iCloudなどに入れてタブレットで見返すとか。
タブレット1台で複数のノートを所有することができ、またいつでも見返せることが利点です。
さらに手書きのノートを読み込むとテキストデータに変換する機能もあるため、検索しやすいそう。
つボイにとってタブレットは必要不可欠。
「ただ最初の記憶に関しては、書くというところから始まると覚えるのではないか」と意見を述べました。
日記を書いた方が睡眠の質が良い!?
三菱鉛筆もある調査を行なったようです。
つボイ「もしかして?(笑)」
永岡「シャーペンより鉛筆がいいとかそういうことじゃなくて(笑)」
三菱鉛筆が調査したのは、寝る前に日記を書いたかどうかで睡眠の質がどう変化するのか、ということでした。
それによると、深い眠りに入っている割合は日記を書かない人が12%、アプリで書く人が20%、手書きで日記を書く人が29%。
手書きで日記を書くことが一番深い眠りに入ることができる、との結果が出たそうです。
いつも寝る前にひとり反省会をして寝付けない山本はこの結果に納得。
日記を書くことで頭の中が整理され、アプリを使うと画面から出るブルーライトを浴びてしまい眠りづらいので、それが出ないノートの方が夜には合うと思ったそうです。
来年から日記を書くぞ
つボイは最近3日前の昼食をよく忘れるといいます。
つボイ「過去を忘れるということは生きた証がない。日記を毎日つけておくと、僕は生きていたんだという実感がある」
そこでつボイは、来年から日記を書き、生きてきた証を実感していこうと思っているそうです。
永岡「来年から?いま初めてもよくないですか?(笑)」
つボイ「…やはり区切りというものが…」
何かを始める一歩目というのは腰が重いものです。
(ランチョンマット先輩)