納豆の日本一が決定!実はハードなその審査方法とは?

日本の国民食、朝食の定番といえば納豆。毎日のように食べているという方もいるのではないでしょうか?11月22日、大阪市内で納豆の日本一を決める鑑評会が開催されました。11月23日放送のCBCラジオ『石塚元章 ニュースマン!!』では、このニュースにちなんで納豆について話題にしました。CBC論説室の石塚元章特別解説委員と加藤愛が、ゲスト出演していたアロマセラピスの石川祐規さんを交えて話しています。
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石塚「納豆って、どうやって食べますか?」
そんな問いかけから始まった納豆談義。
納豆といえば、トッピングや食べ方で無限にアレンジできるところが魅力のうちのひとつです。
好みや個性が表れる納豆の食べ方を石塚が尋ねます。
石川「僕は納豆にネギをかけてからご飯の上にのせて、味噌汁と一緒に食べます」
加藤「いいですね!ザ・和食って感じ!」
付属のタレとからしもきっちり入れる派だという石川さん。
健康に良いから大好きだという納豆は、スタンダードでシンプルな食べ方が好みのようです。
石塚「愛ちゃんは?」
加藤「私はまずしっかり混ぜて、混ぜきったらタレを投入してから食べます」
納豆は冷蔵庫に常備しているという加藤は、混ぜ加減にこだわりがあるタイプ。
一方の石塚はというと、卵も一緒に食べるのが好きなのだとか。
石塚「私は白身をよけて黄身だけ入れて、混ぜて食べますね」
食べ方ひとつとっても十人十色な納豆。
石塚が納豆トークを振った訳は、先日大阪で開催されたとある鑑評会にありました。
納豆の頂点に輝いたのは
11月22日に大阪で開催されたのが全国納豆鑑評会。
全国納豆協同組合連合会によって毎年開催されているこの鑑評会では、納豆の製造技術の改善や品質の向上を目指して全国の納豆が審査されます。
審査基準は「外観」「香り」「味・食感」の3つの観点で設けられ、それぞれの糸の引き具合や風味の良さを競います。
70社のメーカーより187点出品された納豆のうち、見事最優秀賞に輝いたのは福島県郡山市のミドリヤの「みのり納豆ほのか」でした。
石塚「これね、審査の方法がなかなかすごくてね」
納豆は保管中の室温が高いと発酵が進んでしまい、味や香りが変わってしまう食べ物。
そのため部屋には冷房を効かせた状態で審査が行なわれたのだそうです。
加藤「え、今!?」
11月下旬の現在、暖房をつけてもおかしくない気温の中、品質を保つためとはいえ冷房をつけて審査に臨むのはなかなかにハードです。
納豆好きにはたまらない?
続けて、気になる実食の方法を解説する石塚。
石塚「それで、どの納豆がどのメーカーの何の商品なのかわからないように名前を伏せた状態でお皿に乗せて、どんどん食べていくんだって」
調味料などを加えると納豆本来の味がわからなくなってしまうため、そういったものは一切加えないそのままの納豆を187種類食べ比べるというわけです。
ちなみに審査は16人で行なわれたのだとか。
加藤「えー、大変そうだけどやってみたいかも!」
石塚「やってみたいの!?」
味や香りにどんな違いがあるのか興味があるという加藤。
アロマセラピストである石川さんも、納豆は種類によって全然香りが違うと言います。
石塚「やっぱり香りには敏感なんだね」
石川「はい、もうあらゆるものを嗅いじゃいます(笑)」
香りフェチな石川さんは、納豆の匂いも嗅ぎ分けるようです。
伝統食を大切に
石塚「納豆に関連して、こんな気になるイベントもやっててね」
そう言って石塚が紹介したのは、秋田県大仙市で行われた「納豆汁」を広めるための交流イベント。
石塚「納豆汁、食べたことある?」
加藤「ないです。味噌汁に入れるんですか?」
納豆汁は、秋田や山形、岩手や青森の一部で食べられてきた伝統食です。
納豆をどろどろになるまで棒ですりつぶしたものを煮立った鍋に流し込んで作る料理で、納豆の香りが一層引き立つのが特徴なのだそう。
加藤「おいしそうですね!」
石川「食べてみたいですね」
納豆をすりつぶすのに手間と時間がかかることや、納豆に対する好き嫌いが関係して、近年は親しみが薄くなっているのだとか。
そんな納豆汁の価値を改めて見直し、認知度を高めていく目的で今回のイベントが開催されたようです。
イベントには小学生の親子約60人が集まり、おかわりを求める子たちが列を作ったとのこと。
「納豆もいろいろありますよね。そんな『なっトーク』でした」と、ダジャレで落ちをつける石塚でした。
(吉村)
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