若者目線で生まれた名古屋市昭和区のマップ。おすすめのお店や景観を紹介
11月14日の『CBCラジオ #プラス!』では、中日新聞の記事を紹介しました。「若者に名古屋市昭和区への関心を高めてもらおうと、区は15日から、お薦めの店舗や景観などを紹介した『ぶらり昭和区デジタルマップ』をインターネット上で無料公開する」このマップには、地元の高校生や大学生が選んだ見所を詰め込んでいます。若者向けのアプリは珍しいようで、若者目線で生まれたマップにはどんなスポットが取り上げられているのでしょうか?CBCアナウンサー永岡歩とつボイノリオが語り合いました。
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雑誌など、大人が選んだ観光マップはあれど、実際にその地域に住んでいたり通っていたりする若者が選んだマップは少ないとか。
住宅街である昭和区は高級住宅地もあれば、大学やショッピングエリアも様々。
昭和区在住のつボイも「他の区を注目してもらった方が(笑)。すでに若者がいるところですから」と発しているように、若者も多く住んでいます。
そんな街の中から、若者30人が3ヶ月かけておすすめスポット35ヶ所を探しました。
今時のカフェやバー、さらにはGoogleマップには掲載されていない地域密着の美容室、夕陽が美しくエモい山王通の橋、坂道が多い八事周辺で最も急勾配という坂道など、選ばれたスポットはお店に限りません。
75歳のマップにはこれが入る
75歳のつボイが最近散歩をして気になったスポットが、香積院別院にある「般若台」。
つボイが由来を調べてみると、亡くなったひとり娘を弔うために建てられたそうで、住職が移り住んで禅庵を作ったものだとか。
つボイとしてはこのデジタルマップに「般若台」を入れたいところですが、若者はどうでしょうか?
年代ギャップのあるつボイは興味津々です。
地域の口コミが最強
一方、永岡は実際にその地域に住んで生活している方々の情報力の強さを実感したことがあります。
夕方の情報番組『チャント!』(CBCテレビ)の中継リポーターを務めた際、地域の方におすすめのご飯屋さんを聞くコーナーがありました。
「あなたが好きなご飯屋さんどこですか?」と聞いていったところ、ネットでの評価はそこまで高くはないのに美味しいチャーハンを提供している町中華など、飲食店コミュニティサイトを見ただけでは辿り着けないお店を複数見つけたとか。
永岡「地域の人の声っていうのは、口コミっていうのは最強なんだな」
気になるのは坂
昭和区在住の若者が選んだスポットの中でつボイが特に気になったのが「急な坂道」です。
もともと昭和区は坂が多く、つボイの乗ったタクシーが雪が降った時に登るのをあきらめたほど急な坂もあります。
若い頃のつボイは高い丘の上に家を構えることに憧れていました。
つボイ「でもね、この歳になってね、坂道しんどいわ!」
年齢とともに価値観が変わってきたので、若い人たちはどんな視線で坂道に目をつけているか気になるんだそうです。
永岡「面白いという目線で坂道を知ることができますが、歳を取ってきた時にはこの坂道は避けようという見方もできますもんね」
年齢によっても楽しみ方が変わりそうです。
地元の良さを再発見できるアプリ『ぶらり昭和区デジタルマップ』。
若い人の目線で街を覗いてみてはいかがでしょうか?
(ランチョンマット先輩)