14歳のJA正組合員!学業との両立は?
コロナ禍の影響もあり、近年では畑の一区画を借りて自由に耕作する貸し農園が人気を呼んでいます。趣味の一環として農作業を経験する人が増えている中、14歳で毎日野菜作り、JAの正組合員になった男子中学生がいるんだとか。11月12日の『CBCラジオ #プラス!』では、農業に夢中な中学2年生の飯沼永遠さんを紹介しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くきっかけは悔しさ
長野県安曇野市で生まれ育った飯沼永遠さんの実家は専業農家の家族3世代で野菜や米、花を作っています。
永遠さんが家業の野菜作りを手伝い始めたのは小学1年生の頃。
手伝いを始めて間もなくホウレン草を植えるも、うまく育たなかったそうです。
この悔しさから再び挑戦し、今度はホウレン草の収穫に成功。
これが野菜作りを続けるきっかけになっていったようです。
手伝いを始めた1年後、育てた野菜を父親の名前で直売所に出荷しました。
そこから正組合員に
そこから周囲の勧めもあり、小学4年生の時に地元の農協JA安曇野正組合員に。
自分の名前で野菜を出荷するようになりました。
JAの正組合員になるには年間で50日以上農業に従事していることなどが基本条件なので、永遠さんのような組合員は例がないということです。
現在、JAの組合員のおよそ7割は65歳以上であることから、永遠さんのような若い担い手が期待されています。
野菜作りは自然が相手なのでうまくいかないこともしばしばあるようですが、うまくいかない原因を考えることも楽しみだということです。
学業との両立は?
JA正組合員といえども、まだ中学生。学業との両立は大変ではないでしょうか。
永遠さんは朝5時前に家族と畑に向かって、野菜を収穫し、その野菜は家族が直売所に運び、永遠さんは自転車で学校に行きます。
そして学校が終わった後も畑へ行き、種まきの作業などを開始。
さらに夜ご飯の後、 次の日に出荷する野菜の袋詰めをするということです。
「せっかくいいものができても、詰め方が雑だと手に取ってもらいにくいからっていうのでは」と、永遠さんは袋詰めにも真剣に向き合っています。
学校以外の時間はほとんどが農業。
毎日朝の5時から寝るまで、永遠さんの農業は日常と共にあります。
永遠さんは将来も農業をするのが夢で、現在の収益は大切に貯金しているようです。
とても堅実で、将来有望ですね。
(ランチョンマット先輩)