名古屋グランパスが優勝!「ルヴァン杯」ってどんな大会?
11月2日、東京・国立競技場で開催された「ルヴァン杯」決勝戦で、PKまでもつれた激戦の末、名古屋グランパスが2度目の優勝を決めました。Jリーグには、年間を通じて戦うJ1~J3リーグ戦の他に「ルヴァン杯」、そして高校・大学やJFLなども加わって戦う「天皇杯」などのカップ戦があります。決勝戦前日、1日に放送されたCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、パーソナリティの城所あゆねが「ルヴァン杯」の歴史を解説しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くギネスにも認定された大会
城所「ルヴァン杯は国内のサッカー3大タイトル(リーグ戦・天皇杯・ルヴァン杯)の1つで、同一企業の協賛・スポンサードにより最も長く運営されたサッカーの大会。ギネス記録にも登録されている伝統の大会です」
正式名称は「JリーグYBCルヴァンカップ」(愛称;ルヴァン杯またはルヴァンカップ)。
城所も「ギネス記録は知らなかった」とのこと。
世界で最も長く同一企業のスポンサードで運営されてきた大会と知らず「すごい」と一言。
今年で32回目となります。
また今大会からは大きく開催形式も変更されており、J1~J3(J1・J2・J3各20チーム)が参加する方式となり、今回の決勝で勝てば60チームの頂点に立つことになります。
魅力的な優勝賞金
ちなみに「ルヴァン杯」の優勝賞金は1億5千万円。中堅どころの選手数名分の年俸に相当する額で、予算規模の小さなチームからすると大金です。
もちろん、グランパスも補強に使えるお金が増えることに。グランパスはJリーグ60チームの中でもトップクラスの人件費を持つチームですが、やはり優勝賞金は魅力です。
城所「これ欲しいなぁ(笑)」
宝くじの高額当選並みの金額に、番組スタッフも「欲しい!」と一言。
ルヴァン杯に優勝するということは、チームの名誉になるだけではありません。チームの運営予算としても魅力的であることは間違いなし。
選手たちにも恐らく優勝すれば報奨金(ボーナス)という恩恵があると考えられます。
古参は「ナビスコカップ」呼び
30年以上の歴史を誇る「ルヴァン杯」ですが、1992年から2016年までは「Jリーグヤマザキナビスコカップ」と呼ばれていました。
名称が変わった理由は、2016年8月末にヤマザキナビスコがモンデリーズ・インターナショナルと結んでいた「ナビスコ」ブランドのライセンス契約を終えたため。
その影響で翌9月1日から社名を「ヤマザキビスケット」に改称することから、同年6月21日から(実質的には同年8月31日から始まる2016年(第24回)大会のノックアウトステージから)大会名を「JリーグYBCルヴァンカップ」に変更となりました。
「YBC」はヤマザキビスケットの英字略号(YAMAZAKI-BISCUITS Co., Ltd.)、「ルヴァン」(Levain) は同社が2016年9月5日よりリッツに替わって発売するクラッカーの商品名を冠した大会名となっています。
城所がグランパスを応援するようになったのは「ルヴァン杯」に変わってから。その前の時代は知らないと言います。
城所「ただ、みんな「ナビスコカップ」って言うんですよね。昔から応援している人は、こっちの名称の方が言い慣れているから」
言い方でサポーター歴が伺い知れるかもしれません。
なお、11月2日の決勝は延長後半終了で3-3引き分け、PKまでもつれる死闘の結果グランパスが2度目の優勝。GKミッチ・ランゲラックがMVPに選ばれました。
この試合の模様は、現地観戦した城所が次回の番組でしっかり語る予定です。
(葉月智世)