中日ドラフト1位・金丸夢斗投手の成長の秘訣は「自主性」?
月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、プロ野球実況を務めているCBCアナウンサー光山雄一朗が、独自の取材をもとに中日ドラゴンズ情報を紹介しています。10月24日にプロ野球ドラフト会議が行なわれ、ドラゴンズ1位指名は4球団競合の末、見事関西大学の金丸夢斗投手との交渉権を獲得しました。アマチュアNo. 1左腕と言われる金丸投手を成長させたものは一体何なのでしょうか?光山はドラフト当日にこの関西大学で取材をし、金丸投手の成長過程がいろいろと見えてきたとか。28日のテーマは「金丸投手を成長させてきた自主制」兵庫県出身の金丸投手は兵庫県の神港橘高校から関西大学へ入学。177cm、77kgです。今年の3月には侍ジャパンに選出され、2イニングパーフェクトという結果を出しました。彼は関西大学が所属するリーグで、去年の秋から72イニング連続で自責点0。つまり、去年の秋から今年の秋にかけて、自分の責任で取られた点はありません。その状態で大学での登板を終えました。アマチュア時代から実績が凄まじいピッチャーです。
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兵庫県出身の金丸投手は兵庫県の神港橘高校から関西大学へ入学。177cm、77kgです。
今年の3月には侍ジャパンに選出され、2イニングパーフェクトという結果を出しました。
彼は関西大学が所属するリーグで、去年の秋から72イニング連続で自責点ゼロ。
つまり、去年の秋から今年の秋にかけて、自分の責任で取られた点はありません。
その状態で大学での登板を終えました。
アマチュア時代から実績が凄まじいピッチャーです。
成長の秘訣は「自主性」?
そんな金丸投手を成長させてきたものは「自主性」と語る光山。
さかのぼること、金丸投手が高校3年生の時。
コロナ禍で甲子園が中止になってしまい、甲子園を目指すことができませんでした。
そしてこの時、コロナ禍で全体練習があまりなかった分、 自分で考える練習が必然と多かったといいます。
そのため「何をすればいいのか」という自分で考える練習が多かったとか。
進学した関西大学も自主性を重んじる大学だったので、金丸投手は「高校で身についていた自主性が大学でも活きました」と振り返ったそうです。
例えば、大学3年生春の時に膝の怪我をした時。それをきっかけに練習を思い切って変え、それが結果いい方向に繋がっていったそうです。
この時に、ストローを使う独自のトレーニングを考案。
呼吸をうまく使いながら身体の内側を鍛えるトレーニングで、様々な情報とアドバイスを基に自分で考えて取り入れていったということです。
大学監督も太鼓判
関西大学の小田監督も金丸投手については「野球もそれ以外でも主体的に動ける。練習は主体的に考えて取り組んでいた。他人に流されることもなかったし、普段から自分がやるべきことをしっかりやっている。そういう姿勢が良かった」と評価しているとのこと。
さらに考え方も非常に謙虚なので、このことも成長の礎になっていたと分析。
大学1年生の頃から「あ、この子は成長するだろうな」と思ったほど、監督も太鼓判を押していたそうです。
金丸投手、与えられた自主性と持ち前の性格が生み出した、大学4年間での急成長だったことがうかがえます。
ここからがプロの生活
アマチュアNo.1の実力者である金丸投手。ここからプロでの生活がスタートです。
キャンプまでどのような期間にしていきたいのでしょうか?
金丸投手は大学のラストシーズンに腰を負傷したため、リリーフ登板のみで先発での登板とはあまりできませんでした。
「プロは大学に比べてもうんと長いシーズンを過ごしていかないといけない。 自分はまだまだ身体が弱い。だからこそ、長いシーズン怪我しないように体を強くしていきたい」と、長いシーズン戦い抜ける強い身体を作ることをしていく予定だそうです。
強い身体づくりの方法も、きっと自分で考えて行動していくのでしょうね。
両親から見た金丸投手
最後に、金丸投手の成長についてご両親にも取材した光山。
金丸投手、実は決して三体は大きくなかったそうです。
どうやら高校1年生で160cmもなく、体重も50キロほどと軽め。
成長痛と故障に苦しみ、なんといってもコロナ禍で野球ができるその期間を奪われました。
そんな中両親は「よくここまで諦めずにやってくれたな」と振り返ったそう。
挫折、苦労が多くても諦めない精神力も、金丸投手の成長の要因かもしれません。
「アマチュアNo. 1左腕」と言われる金丸投手。
光山は「中日ドラゴンズ入団1年目から2桁勝利掴んでほしい」と期待しています。
(ランチョンマット先輩)