中日・細川成也が魅せた劇的サヨナラ弾! 安藤渚七が歓喜の名場面を語る
『あんななのなななっ!』(CBCラジオ)、生まれる前から中日ドラゴンズファンの“あんなな”こと安藤渚七が、毎週ひとりの選手にフォーカスして魅力を伝える「ななのイチオシドラゴンズ」のコーナー。10月27日の放送では、今シーズン大活躍だった細川成也選手を取り上げました。「ドラゴンズに来てくれてありがとうー!」という安藤の感謝の雄叫びからスタートです。
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まずは、今年のドラゴンズの野手でダントツの働きをした細川選手の今シーズンの成績から振り返ります。
打率2割9分2厘、23本塁打、156安打67打点で、チーム内成績は盗塁以外の4部門でトップ! 細川選手自身初となる全143試合にスタメンで出場しました。
そんな細川選手は、2022年の現役ドラフトで横浜DeNAベイスターズからドラゴンズに移籍した選手です。
現役ドラフトとは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化するために始まった制度。今
年も12月に行なわれる予定です。
細川選手自身が「この制度がなかったらクビになっていたかもしれない」と話すほど、DeNAではチャンスに恵まれていませんでした。
安藤「今となっては細川選手なしでは戦えない!ドラゴンズを思いっきり引っ張ってくれている頼もしい存在ですよね」
名実況が出た!サヨナラホームラン
安藤が選ぶ、細川選手の今シーズンのイチオシの場面はこちら。宮部和裕アナウンサーの実況が流れます。
「ワンボールから細川に第2球を投げた、打ちました!打った打ち上げた!左中間へと伸びていく!伸びろ!伸びた!入ったーーーー!!!!細川成也! 今シーズン初ヒットは歓喜のサヨナラホームラーーーン!!!!
今、早くもヘルメットを飛ばしてホームに帰ってきた!
みんなにもみくちゃ、みんなにもみくちゃ。細川成也、サヨナラホームラン!今シーズンドラゴンズ、初勝利は細川成也のサヨナラホームラン!」
安藤「いや、もうまず言わせて!宮部さんすごい!心の実況、魂の実況で声裏返ってたもんね、最後の方」
翌日の『ドラ魂キング』に登場した宮部はまだ声が枯れていたそうです。
安藤「『伸びろ!』名実況ね、“みやべん”出ましたけれども。伸びろだよ、実況じゃないからそれって。『伸びた!』とかじゃない『伸びろ!』。願望出ちゃってますけど」
ガッツポーズで「セイヤー!」
これは4月2日、本拠地バンテリンドームナゴヤでの読売ジャイアンツとの開幕戦。
同点で迎えた延長11回、ドラゴンズの攻撃で、この回のトップバッターとしてバッターボックスに向かったのが細川選手でした。
2球目をレフトスタンドにぶち込むこのサヨナラホームランのシーンを、安藤は3塁側の内野席で現地観戦していました。
安藤「打った瞬間、行ったな!ってわかる当たりで。内野も外野も関係なく、本当にみんなが総立ち!大喜びしたシーンです」
いつも双眼鏡で選手の動きを常にチェックしている安藤ですが、この時だけは双眼鏡を放り
投げそうになったと言います。
安藤「両手上に上げてガッツポーズして、飛び上がって『セイヤー!』って思わず叫んでしまうくらい最高の大興奮の試合でした」
「何かやってくれるんじゃないか」
明治神宮野球場での東京ヤクルトスワローズとの3連戦で悔しい負け越し(2敗1分け)をした後の、本拠地での初試合。
細川選手はなんと、開幕試合からこのサヨナラホームランを打つまでの18打席、1本もヒットが出ていませんでした。
安藤「もうそりゃあ宮部さんもこんな魂の実況になるよねっていう。いや、しびれましたね」
本拠地での開幕がこの劇的なスタートだったため「今年のドラゴンズは何かやってくれるんじゃないか。どこか去年までとは違うんじゃないか」という期待で、安藤は胸が弾んだそうです。
宏斗、夢斗、成也もいる!
安藤「結果的に見ると、今シーズンも残念な結果に終わってしまったんですけど、それでもこういう試合を見せてくれる細川選手がいれば」
そしてドラゴンズにはまだまだ期待の選手がいます。
安藤「ドラフトあったでしょ! 金丸(夢斗)投手を競合の末、獲得できました。もう(髙橋)宏斗、夢斗もいる。成也もいる。いっぱいいる! ってなったら、もういつか絶対にドラゴンズはドラマを見せてくれる。そう信じています。
もうその日まで私はこれからも一生、ドラゴンズを応援し続けます。細川選手をこれからも見せてくれ!」
今回もドラゴンズ愛を熱く語った安藤でした。
コーナーの最後に細川選手の登場曲、強の「やんちゃ坊主」をオンエアしました。
(minto)