ダイノジ・大谷ノブ彦と吉川晃司との絆。落ち込んでいる時こそすべき行動とは?
ダイノジの大谷ノブ彦は、10月21日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)で、シンガーソングライターで俳優の吉川晃司さんとの関係を明かしました。かつて同局でダイノジが出演していたラジオ番組『キスで殺してくれないか』がそのきっかけだったと知り、聞き手の加藤里奈も驚きます。
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「私はデビュー当時から吉川晃司さんのファンです。先日インスタで、大谷さんが吉川晃司さんの曲をプレゼンする番組を見ました。大谷さんも吉川ファンだと知りびっくり。ライブは行ってますか?」(Aさん)
大谷「最近行けてないけどね。昔、CBCでやってたラジオ番組『キスで殺してくれないか』は、『吉川さんの曲のタイトルにありそう』っていう大喜利で出したやつを番組名にした」
この番組名の経緯を知った吉川さんが番組にコメントをくれるようになったとか。
さらに番組に出演したり、逆に大谷が吉川さんに招かれたりと交流が始まったそうです。
大谷「芸人キツイな、苦しいなっていう時に食事に誘ってくれて。六本木のお寿司屋さんでした」
もう自分には芸人は無理だと思っていた時期だったそうです。
その時、吉川さんに言われたのが「いま元気出せ」。そしてこう続けたとか。
「お前が最悪の状況なのに元気なのはなんかおかしい。なんでこいつ元気なんだろう?って絶対覗きに来るから。そこがチャンスだぞ」
吉川晃司の教え
大谷「あの人、大きい事務所辞めて、いろんな人に裏切られたこともあって、ひとりぼっちになったことがあるんです」
吉川さんは1984年、主演映画『すかんぴんウォーク』、その主題歌「モニカ」で映画と音楽での同時デビュー。1988年には布袋寅泰さんとのユニットCOMPLEXで一世を風靡しました。
その後、映画の失敗や暴力事件、さらに外資による音楽業界の混乱などもあり、吉川さん自身、そして周りの環境が大きく変わります。個人事務所を設立するも、表舞台に出られない日々もありました。
大谷「その時に、あえて『俺は今めっちゃノってます』みたいなことをやったら、何でこいつへこたれてねえんだよって覗きに来たって。だから『そこがお前の勝負だぞ』って言ってくれて嬉しかった!」
吉川さんが再びお茶の間に登場したのは、2009年の大河ドラマ『天地人』の織田信長役から。
さらに大谷がどん底の時に、単独ライブのチケットを自分で買って見に来てくれたんだそうです。吉川さんは低い声で笑うのですぐに気づかれたようです。
大谷「だから俺は、自分が落ち込んだ時は、吉川さんに言われた通り『ここで元気なふりするぞ』って思うんです」
現在大物俳優としての顔も定着した吉川さんですが、自身の経験を後進たちにも伝え、エンタメ界に元気を与え続けているのです。
(尾関)