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中日元監督・立浪和義の現役時代の登場曲「翼の折れたエンジェル」を徹底考察!

中日元監督・立浪和義の現役時代の登場曲「翼の折れたエンジェル」を徹底考察!

音楽好きで中日ドラゴンズビギナーの佐藤楠大アナウンサーが、普段一部分しか聞かない選手の登場曲を深掘りして紹介する、CBCラジオの『ドラ魂キング』のコーナー「佐藤楠大のウォークアップソング」。10月17日の放送では、先日退任した立浪和義元監督が、現役時代に長年登場曲として使用していた、中村あゆみさんの「翼の折れたエンジェル」を取り上げました。

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最終戦での粋な演出に涙

10月6日のシーズン最終戦。立浪監督としての最後となるこの試合で、粋なサプライズ演出がありました。

それは、試合前のメンバー表交換の時。立浪元監督がベンチから出た瞬間にこの「翼の折れたエンジェル」が鳴り響き、球場が拍手で包まれたのです。

インターネット上でも「涙が出た」というコメントが見受けられました。

この光景や反応に、「ファンの方たちの立浪監督に対する熱い思いを感じた」という佐藤。

そして佐藤は、細川成也選手にインタービューした際の立浪元監督への言葉を思い出していました。

「クビ寸前だった僕をドラゴンズで拾ってもらって、監督に使っていただいて感謝しかない」

ファンだけでなく、選手からも感謝されていた立浪元監督の現役時代を振り返ります。

初心を忘れないため

立浪和義さんは1987年、PL学園野球部の主将として甲子園春・夏連覇。その年にドラゴンズから1位指名を受け入団。
プロ1年目には新人王、ゴールデングラブ賞を獲得。現在のNPB記録でもある通算「487二塁打」という伝説級の記録を持つ、まさに「ミスタードラゴンズ」です。

そんな立浪元監督が長年使用していたのが、「翼の折れたエンジェル」。
『中日新聞Web』の記事によると、立浪元監督はこの曲についてこう語っています。

「私が高校1年の時、寮で流れていたのがこの曲。プロでは初心を忘れないように登場曲で使いました」

PL学園時代の思い出がぎっしり詰まっている楽曲なのです。

80年代の10代はませてた?

もともとこの曲をあまり聴いたことがなかった佐藤は、今回「めちゃくちゃ聴いた」結果、「めちゃくちゃハマった」そうです。

曲を聴いた佐藤が最初に思ったのは、「10代でこんなにロマンチックな恋愛します?」ということ。

佐藤「だってエイティーンでため息を覚えてるんですよ!80年代の10代って、相当今の感覚からしたらませてるんじゃないかな、なんて思ったりしたんですけれども」

同時に「こんなにストレートに自分の弱さ、悩みをさらけ出す歌詞はないな」とも思ったといいます。

さらに佐藤の心を動かしたのは、サビ部分の歌詞です。

佐藤「『かっこいいあいつに共感できない』っていう行為を通じて、自分の弱さ、かっこ悪さをさらけ出してるんですよ。そんな自分を『翼の折れたエンジェル』と例えてるのが、いやなんかもうね…言葉が出てこないんですが、かっこいいなって私は思いました!」

この曲に共感する時

登場曲といえば、一般的には「自分を奮い立たせる曲」「元気が出る曲」というイメージがありますが、「翼の折れたエンジェル」は誰かを励ます応援ソングではなく、自分の弱さをさらけ出した曲。

佐藤「だからこそ、弱さをさらけ出したくなる時、自分が弱くなった時に、この曲に共感するんじゃないかなと思いました」

境遇は違えど、多くの人が「自分の弱さをさらけ出す」という点でこの歌詞に励まされたのではないか。佐藤はこんな風に考えたそうです。

コーナーの最後に、改めて中村あゆみさんの「翼の折れたエンジェル」をオンエアしました。
(minto)
 

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