こどもは残酷!忘れ物のエピソードには悲劇がいっぱい
10月11日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、忘れ物に関するエピソードを募集したところ、小学校時代の忘れ物に関する投稿が多数寄せられました。こどもの忘れ物には届けてくれる家族がいてくれますが、それがとんでもない悲劇を呼ぶケースもあります。北野誠と氏田朋子がそんな投稿を紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く体操服もってきて…
家と学校が近いと便利なこともあります。
「私の家は小学校から徒歩1分。ある日、午後にある体育の服を忘れた私は非常に困りました。しかも担任の先生が休みで、ビンタで有名な先生が代わりでした。
放送委員だった私が悩んで悩んで悩んで考え出した答えが、校内放送のスピーカーで、『おかぁさ~ん、体操服持ってきて!』。
洗濯で外に出ていた母は自分の息子の声を聞き分け、鬼の形相で体操服を持ってきました。
でも、その時思いました。私はこっそり学校を抜け出していった方がよかったのではないだろうかと」(Aさん)
氏田「その方が早いかも」
北野「しょせん、こどもの考えることはこの程度や」
氏田「みんなにバレてますからね(笑)」
おじいちゃん?
「小学校の時、制服を着ないで登校したことがあります。冬は紺色のコートを着て登校していました。コートの下に着なくてはいけない制服のブレザーを忘れてしまいました。
ところが親はありがたいもので、たまたま家にいてこれに気付いた父親がクラスまで届けてくれました。同級生が私を呼びました。
『〇〇ちゃん、おじいちゃんが忘れもん持ってきた』
父親にも聞こえたと思います。私にブレザーを渡すとそそくさと帰っていきました。忘れ物というと、今は亡き頭の薄かった父親を『おじいちゃん』と呼んだ同級生を思い出します」(Bさん)
せっかく我が子を思って届けてくれたお父さんですが、こどもは残酷なものです。
ぎょう虫検査の日
残酷なこどもは、こちらのエピソードでも。
「小学校6年のある日、その日はぎょう虫検査の提出日でした。ほぼ全員が揃った頃、廊下側の窓がガラッと勢い良く開き、3年生くらいの男の子が教室中に響き渡る大声で言いました。
『兄ちゃん、ぎょう虫!』
教室内は、一気に爆笑の渦。
K君はまっ赤な顔で屈辱に苦虫をかみつぶしたような表情で、ぎょう虫検査の入った袋を受け取り、キッと弟をにらみつけ、席に着きました。弟がもう少しデリカシーがあればと思いました」(Cさん)
氏田「可哀そうやな。ギョウチュウというあだ名がつきそうですね」
北野「ギョウチュウと呼ばれて、そのうち返事してしまうオレがいる。返事したらもう終わりや。中学三年間もあだ名はギョウチュウかな」
ぎょう虫検査は、衛生環境の改善に伴い、平成27年度(2015年度)限りで廃止されています。もう「ギョウチュウ」と呼ばれることもないでしょう。
(みず)