ボカロP・たかぴぃ、オーケストラ用の新曲「頻々」制作へのプライド
9月22日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』には、神調声で知られるベテランボカロPのたかぴぃさんが出演。先月の初音ミク「マジカルミライ2024」TOKYO公演の際、パーソナリティの清水藍が無茶な「強要」をした裏話から、京町セイカによる新曲の裏側、清水がいない間に番組プロデューサーとなされていた密談が明かされました。
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番組はもちろん、イベントや配信番組にも何度かゲスト出演したことのあるたかぴぃさん。
まずは、8月30日~9月1日に千葉・幕張メッセで開催された初音ミク「マジカルミライ2024」での話題に。
清水「私が東京遠征した時の話もこの番組でさせてもらったんですけど…たかぴぃさん、もしや聴きました?」
たかぴぃ「だって『(番組で)話しましたよ』ってこれ見よがしに言ってくるから、聴けってことだと解釈して、ちゃんと聴きました」
これは台風10号の影響の中、幕張へ向かうことになった清水が、たかぴぃさんに「もし京葉線が止まったら、東京駅へ迎えに来てほしい」という無茶な依頼をしたという件。
リスナーから「たかぴぃさんをなんてことに使うんだ!」と多数お叱りを受けたことも告白しました。
たかぴぃ「台風だったから助け合いって思ってるし、別に強要じゃないよ?ってことにしてもいいけど。番組的に『清水が強要した』の方が面白ければ、強要でいいです(笑)」
オーケストラ用の新曲を制作
9月15日、けいはんなプラザ・メインホール(京都府相楽郡精華町)で行われた『~歌は時空(とき)を超えてⅡ~ 京町セイカwith Style KYOTO管弦楽団 オーケストラコンサート』のため、京都を訪れたたかぴぃさん。
バーチャルシンガ―の「京町セイカ」は精華町の公式広報キャラクターです。
たかぴぃ「曲を書き下ろさせていただいて、無事演奏してもらいました」
京町セイカのデモソングを作ったたかぴぃさん。第1回コンサートでは、たかぴぃさんのロック調の楽曲を、アレンジャーがオーケストラアレンジの上演奏しました。
今回演奏された「頻々(しくしく)」は、最初からオーケストラ用の曲として依頼され作った新曲。オーケストラに合うよう曲を作ったのは初めてだったとか。
清水「制作風景もXであがってましたけど、実際にたかぴぃさんが弦楽器も弾きながら曲を作られたんですか?」
たかぴぃ「この曲に限らず、ヴァイオリンとか弦楽器のアレンジをする時は、自分で弾いてみたりしながら作ることが多いですけど、今回は楽譜でお渡ししないといけないので」
楽譜にミスやおかしなところがないよう、丁寧に作業したとたかぴぃさん。
「ボカロPは…」と舐められないよう、しっかり楽譜を書いたと続けました。
リモート出演となった理由
実はたかぴぃさん、京都に行く前日の14日に名古屋に立ち寄って、今回の放送の収録、さらに配信番組『らじみく通信』に出演する予定でした。
ところが、清水にはやむを得ない事情が発生して広島へ帰省。今回はリモート収録となりました。
清水「でも、たかぴぃさんと番組プロデューサーが会って甘味処でパフェ?白玉団子?その前にマグロも食べたって聞いたんですけど、本当なんですか?」
たかぴぃ「僕はシャインマスカットのパフェですね。マグロもいただきました。『何なら、もうあい先輩(清水のこと)がいなくてもいいんじゃね?』ってなりまして」
たかぴぃさんが名古屋に立ち寄ったのは、京都でのコンサートの翌16日。
番組プロデューサーと食事をしながら「清水抜きでも番組ができるんじゃないか」と盛り上がっていたと知り、「ちょっと、どういうこと?」と慌てる清水。
今回は叶いませんでしたが、次はリモートではなく対面でゲスト出演して欲しいとオファーし、リベンジを誓ったのでした。
(葉月智世)