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気になったら受診を!知られざる男性の更年期障害

気になったら受診を!知られざる男性の更年期障害

歳を重ねると更年期障害に悩まされる方が多いです。一般に女性が抱えるイメージがありますが、男性にとっても更年期障害は深刻なようです。男性の更年期障害の実態はどのようなものなのでしょうか?9月21日放送のCBCラジオ『大石邦彦のNOW ON SHARE!』では、CBC論説室の大石邦彦アナウンサーが男性の更年期障害について解説します。

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更年期障害によるさまざまな症状

女性では45歳~55歳が「更年期」とされ、閉経に伴い、エストロゲンの分泌が急激に減少することで更年期障害が起こります。

ところが、更年期障害は男性にもあるそうです。どんな症状が出るのでしょうか?
具体的には、関節や筋肉の痛み、疲れを感じる、発汗、のぼせ、不眠などになるようです。
また精神面では不安、イライラが募る、憂鬱を感じる、性機能の低下、などが主な症状と言われています。

大石「こういうのが症状なんですよ」

ただし、これらの症状が見られたとしても、原因の特定はなかなか難しいようです。
不眠ひとつとっても「更年期障害によって眠れないのか」「単に暑いから眠れないのか」の区別が付きにくいからです。

「いろんな理由を付けられるため、どうもわかりづらい」と大石。

タンパク質やビタミンの摂取が大切

今回、大石は名古屋市内にある「ゆうクリニック」の伊藤裕一院長に取材。
ひと月あたりの総患者数1700人のうち、男性の更年期障害は100人を占めるそうです。
仮に男性患者を半分の850人とすると、1割以上が更年期障害で受診していることになります。

大石「多いですよね」

ちなみに、受診のきっかけとしては「パートナーに告げられたこと」が多いそう。

対処法は「男性ホルモンを増やす」こと。女性の更年期障害も「女性ホルモンの低下」によって引き起こされますが、原因は男女で似通っているようです。

男性ホルモンを増やすのに良い栄養素は「タンパク質」。肉・魚・卵など高タンパク質食品の摂取が更年期障害にはいいようです。

大石「プロテインとかもいいってことになりますよね。効率的にタンパク質を摂取できる」

また、豊富なビタミン類も必要。果物や野菜を食べることも大切です。

ストレスのない生活や筋トレも効果的

一方、精神面ではストレスフリーの生活を心がけるのも大事だそうです。

大石「ストレスがフルになるからいけない。ストレスフリーになることが大事」

「自分にとってストレスになっていることを見つけ次第、直ちにやめましょう」と続ける大石。

また、男性ホルモンは筋トレによっても増えるそうで、大石自身も勤しんでいるようです。

大石「めちゃめちゃ元気です。本当、元気!筋トレ、いいと思いますよ」

ただし、筋トレをいきなり行うと、身体にとって重い負担になってしまいます。
まずは体幹トレーニングで体を整えた後、筋トレをするのがコツだそう。

身体が変わると心も変わるので、良いことづくめだと大石。
さらに直接的な治療としては、男性ホルモンを注射するという手段もあります(※副作用があるため、医師に要相談)。

更年期障害の対策としては、正しい食生活・ストレスをなくす・筋トレの3点。

心身に不調を感じた際に心療内科を受診する方が多いようですが、更年期障害の疑いがある場合には泌尿器科の受診を勧める大石でした。
(nachtm)
 

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