平安時代の男はこれで落ちた。女の3つの魅力とは?
紫式部の一生を描いたNHK大河ドラマ『光る君へ』がいよいよクライマックスへ入ります。このドラマがきっかけとなり、美術館や博物館でも源氏物語や紫式部についての展覧会が行なわれています。10月1日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)では、加藤里奈が三浦優奈を相手に、平安時代について語りました。
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加藤「実は中学生、高校生で社会、歴史の教科書では習っています。ただめちゃめちゃ昔じゃん。忘れてると思うのね」
三浦「戦国時代はゲームになったりして身近なんですよ」
紫式部や源氏物語にとっつきやすくなるように、そのバックグラウンドである平安時代について加藤が解説していきました。
加藤「まずは政治。この時代の政治って教科書に出てきたんだけど覚えてる?ふっふ~ん政治」
怪しげに三浦に質問する加藤。
三浦「ふっふ~ん?何?」
加藤「答えは摂関政治。聞いたことあるよね?」
「摂関政治」とは、摂政と関白という役職によって運営される政治です。
摂政は君主が若い時に補佐する役割。関白は君主が成人になってからも政治を一緒に行なう役職。摂政の方が、関白よりも権力は上。
その摂関政治で権力を握っていたのが藤原氏。自分の娘を次々と天皇に入内させた藤原道長が有名です。
この藤原氏が実権を握っていた時代です。
女流文学の誕生
煌びやかな貴族の文化である王朝文化が栄えたのも平安時代です。
加藤「平安時代の文化。これも教科書には出てくるんだけども覚えてる?ふふふー文化」
三浦「ふふふー?何?」
答えは「国風文化」。国風文化は日本と中国をブレンドしたような文化を指します。
またこの頃、漢字の音読みで日本語を表記していた万葉仮名から、ひらがな・カタカナであるかな文字が誕生しました。
この時代、女流文学の広がりを後押ししたのが「ひらがな」。この生まれて間もないひらがなで『源氏物語』は書かれたのです。
いろんなブーム
宮中で一大ブームとなり禁止令が出たほどの遊びがあるそうです。
それは平安時代から現在も遊ばれている、奈良時代に伝来した「すごろく」。
三浦「超つまんなくない?」
いまどきのゲーマー・三浦から見るとなぜ盛り上がるのか見当がつかないようです。
加藤「景品を付けたり罰ゲームがあって大ブームになったそうです」
また、猫を飼うことが大ブームになったとか。
宇多天皇は日記『寛平御記』で飼育記録をつけ、花山天皇は歌を詠み、一条天皇は猫にこどもが生まれてお祝いもしていました。
平安女子、3つの魅力
平安時代は恋愛と政治が密接な関係にあったそうです。
男性が女性に惚れる3つの要素があったとか。
加藤「昭和時代だと『三高』っていって『高身長・高学歴、高収入』というのがありましたよね?」
平安時代はその女性版。まずは容姿がきれい。
加藤「昔は御簾で隠れていたので、チラッと見える姿が、やだカッコいい~」
女性に対してなので「カッコいい」は違います。
加藤「それは私がいつも立浪様を見てる時だった。女の子は可愛い~です」
大ファンの立浪監督の辞任が間近なためか、思わず私見が入ってしまった加藤でした。
ファッションセンスで落とす
平安時代の男性が女性に惚れる三要素の2つ目は素敵な和歌が詠めること。
当時は和歌を詠んでコミュニケーションを取っていたそうです。
加藤「あとひとつは、三浦優奈さんに足りないものかもしれません」
三浦「分かった。ファッション!」
加藤「大正解」
三浦「わかりたくないなあ(笑)」
十二単の色合わせに、どんな色を合わせるかのセンスで、男性は恋に落ちたそうです。
「そんな背景を知ると大河ドラマ『光る君へ』や、平安文化の展覧会も面白く見られると思います」と言う加藤里奈でした。
(尾関)