東電へ進言?取り出した燃料デブリは「おむすびころりん方式」で処理しよう!
福島第一原子力発電所2号機で事故後初めて「燃料デブリ」の試験的取り出し作業が行われていますが、ロボットの先端に付いているカメラが故障し、現在も復旧していません。9月20日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では、作業中断の長期化が避けられない見通しとなっている「燃料デブリの取り出し」について、リスナーの投稿を基につボイノリオと小高直子アナウンサーが語りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く続く作業中断に不安の声
「チェルノブイリでも、現場に遠隔操作機を置いたところ一瞬で壊れたという逸話もあります。
今回のデブリ取り出しに使う機材は専用に設計したものだとは思いますが、いかんせん格納容器内の燃料デブリとなるととんでもない放射線量なので、カメラが耐えられなかったのかもしれませんね」(Aさん)
「燃料デブリの取り出し」は、これまでにもパイプの接続順の誤りなどで作業を中断していました。
「前回中断した時のような凡ミスなら、東電も『再開の見通し立たず』とまでは言わないでしょう。作業で被ばくした機材やカメラを取り出した後の処理も計画はあるでしょうが、想像以上の線量・放射線量に被ばくし故障したとなると、それを処理する方法が適切なのかというのもあり、そこも再検討に繋がります」(Aさん)
取り出した後、どうするの?
つボイ「いつになったら取り出せるんやいうところも、あのニュースを見るとイライラしますね」
小高「順調に行ってもずいぶんかかる計画なんだけど、ことごとくトラブルがあって。修正しながら最終的に到達できるのであれば、『頑張ってください』っていうことなんだけど…」
これだけトラブルが多いと、素人の私たちが見ていてもヒヤヒヤしてしまうのは事実です。
そしてつボイには、ひとつどうしても気になることがあるようです。
つボイ「取り出した後どうするの?というのは、皆さん聞いてます?」
確かに「燃料デブリ」を取り出したあとの処理方法については、ほとんど報じられていません。
深い穴を掘ってコローン
つボイ「『取り出したこれ、どうしよう』やわ。私なりに考えたんです。どうやったらええかいうのを」
小高「あっ、いいです(笑)」
自分のひらめきを聞いてもらおうと話を振るつボイを、一言で軽くあしらう小高。
つボイ「考えたんや、俺。東電が気付かへんと思って」
どうしても言いたいつボイ。一応聞いてみましょう。
つボイ「ここにデブリがある。その横に深い深い穴を掘るんですよ。取り出そうとするからあかんのです、デブリを。
横からその穴に向かって、よいしょよいしょよいしょ!コローンと落として、ヒューンと落ちて行って、その上から土やら何やらをかぶせて処理したと。こういうことなんです」
小高「はいっ(笑)」
つボイの話を再び終わらせようとする小高。
東電の構想と似てる?
小高「『おむすびころりん』みたいな感じやね(笑)」
つボイ「原発が今いっぱいあるけど、例えば40年50年で廃炉になった時、そこの土地って使えへんでしょう。そこは永久にずっとそのままになってるわけや」
デブリもこれと同じだというのです。
つボイ「デブリを取り出してどこへ持って行く?じゃなくて。さらに深く、隣に穴を開けてコロンと落とすんですよ。完全に地中深く」
つボイが熱弁を振るう中、東電のサイトをチェックする小高。
小高「『取り出した燃料デブリは、遮蔽・放射性物質閉じ込めのため、金属製の密閉容器に収納したうえで、発電所内に整備する保管設備に移送し、金属またはコンクリート製の密閉した部屋の中で保管(乾式保管)をします』」
これを聞いて「だいぶ似てるね、私のやつと」と、うれしそうなつボイ。
別の部屋より深い穴
小高「『その後の扱いについては、調査や研究開発等の成果をふまえつつ、処理に向けた検討結果を踏まえて決定していくものと考えており、国と連携して進めていくこととしています』」
つボイ「近い!すっごい近い、私のと」
小高「穴ではないけど、別の部屋でした」
つボイ「そういうことやわ。部屋作るのも面倒くさいやん」
小高「そのあとは『研究や調査の結果を踏まえて、国と一緒に考えます』って言ってるから、つボイさん提案してみたらいかがでしょうか(笑)」
最終的な処分方法はまだ決まっていないという「燃料デブリ」に、つボイの「おむすびころりん方式」が採用されるかも?
(minto)