倒れる木、存続する木、守られる木…気になる木を語る

倒れる木、存続する木、守られる木…気になる木を語る

9月12日、東京都日野市でイチョウの木の枝が落下し、下敷きとなった男性が亡くなりました。そのニュースを受け、CBCの竹地祐治アナウンサーが意識して街路樹を見ていたところ、CBCの正面玄関の向かいにあるイチョウに「そろそろ手当が必要なのでは?」と思ったそうです。13日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、竹地と山内加彩アナウンサー、つボイノリオが“気になる木“について語りました。

桜の存続が相次ぐ名古屋市

中日新聞によると、名古屋市が伐採する予定だった桜の木が、住民の要望を受けて存続するケースが相次いでいます。

例えば東桜小学校(名古屋市東区)の敷地内道路沿いの桜の木。
大木に窪んだ部分があるため名古屋市が伐採の計画を立てていたところ、住民が「思い出の木を残してほしい」と訴え、樹木医のチェックを入れながら残すこととなりました。

他にも市営東山配水場(千種区)にある桜の木も伐採から存続になりました。
大雨などで重機を入れなければならない際、この桜の木が邪魔になるため伐採する話が進んでいたところ、住民が存続させるよう訴えました。
検討の結果、重機のルートを変えて桜の木を残すこととなりました。

山内「結構意見が通るんですね」

竹地「河村市長に直接訴え、それで『ちょっとそれ残る方向で検討してちょ』」

つボイ「いいとこあるじゃないですか」

倒れた名物桜

一方で存続できずに倒れてしまった木もあります。
8月、鹿児島・屋久島にある推定樹齢3000年の「弥生杉」が台風10号の影響で倒れてしまいました。

「縄文杉」は今も現存していますが、屋久島の名物が一つなくなったこととなります。
縄文杉を見に行ったことがあるつボイ「推定樹齢3000年。十分『縄文』じゃないですか。『縄文杉』でいいんですよ!」

また4月には、京都の観光名所・三年坂で樹齢100年以上の桜の木が倒れました。
枝垂れ桜は樹齢が長いものだと1000年ほどのものがあります。
そのためたった100年で倒れてしまうのは寿命ではなく、根っこを張れる場所が確保できていたかどうかも大きいようです。

ちなみに樹齢100年であれば5m×5mほどの面積がないと根っこが張れません。しかし三年坂の桜は2m×2mしかなかったそう。

竹地「その辺りの管理も含めて切って残していく。私たちの記憶にも残るのかなというのがあったりすると思うんですよね」

街路樹を守っている人たち

つボイが気になっているのは樹木医です。

京都の円山公園にある桜を管理しているのは佐野藤右衛門さん。代々名前を受け継ぎながら桜を守り続け、今は16代目が活動しています。

つボイは実際に佐野さんの自宅に伺った際、次の桜のスペアもあったほど管理を徹底しているとか。人が代々守り続けている様子に感銘を受けたようです。

守るのは専門家だけではなく、自治体も管理に力を入れています。
竹地が市内の鶴舞公園(昭和区)を歩いていると、樹齢40年の木を植え替えるために街路樹を一旦全部切り取り、新しい苗に飢えている現場に出くわしました。

竹地「それがまた成長していくと、人の思い出にも繋がっていくっていうことがあったりするんで」

普段、当たり前のように私たちに癒しを届ける街路樹。
その裏には守り続ける人々の努力がありました。

竹地「皆さん、“気になる木“はありますか?」

どうやら竹地はこのダジャレが“お木に入り“のようです。
(ランチョンマット先輩)
 

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