アイスクリーム総選挙で話題!「大仏味」「宇宙味」っておいしいの?
まだまだ暑い日が続いています。暑い日に食べたいものといえば、やはりアイスクリーム。アイスといえば「ミルク味」や「ストロベリー味」などが思い浮かびますが、茨城県のある乳業メーカーが「大仏味」や「宇宙味」のアイスクリームを開発して話題となっています。9月9日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、トモヱ乳業株式会社 商品開発部次長の原来人さんに話を伺いました。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く魅力がたくさんある茨城県
「茨城県は2023年度に行われた都道府県の『魅力度ランキング』で最下位でしたが、魅力がたくさんあります」と原さん。
トモヱ乳業は「茨城県の魅力を全国の皆様にお伝えして、少しでも茨城県のネタで盛り上がってもらいたい」という思いで、「IBK44アイスクリーム総選挙」を企画したそうです。
「IBK」は茨城、「44」は茨城県の市町村数。
それぞれの市町村の名所・名産品からイメージされるアイスを、投票で選んで作るという選手権です。
「どうせ作るなら奇抜なアイスを作ろう」ということで、今までトモヱ乳業で商品化したことのないアイスクリームにチャレンジすべく始めたといいます。
黒ゴマで大仏様の頭を表現!
ここでスタジオに「大仏味」のアイスクリームが登場!
そのコンクリートのような「大仏カラー」に驚きを隠せない三浦優奈とCBC論説室の大石邦彦アナウンサーが早速試食します。
三浦「うーん!ゴマですね!これ」
大石「なるほど、黒ゴマの味。濃厚で香り高いですね。香ばしい」
「大仏味」は、牛久(うしく)市にある世界最大級の荘厳な大仏「牛久大仏」を、黒練りゴマで表現したもの。
ミルクと黒ゴマを合わせた、大仏のような濃いグレー色。
黒ゴマの固形部分がプツプツとした大仏様の頭を表しているそう。
大仏味=濃厚な黒ゴマミルクアイス味で、「IBK44アイスクリーム総選挙」で上位入賞しました。
「納豆味」をあきらめた理由
トモヱ乳業が作ったアイスクリームは全部で6種類。3種類が奇抜な味、残り3種類は王道の味です。
つくば市の「宇宙味」、ひたちなか市の「ネモフィラ味」、稲敷市の「いちじく味」、笠間市の「栗味」、そしてトモヱ乳業がある古河市は「ミルク味」、牛久市の「大仏味」。
6種類の味はすべて総選挙で上位入賞したもの。商品化にあたっては「おいしく仕上げられそうなもの」を選定したそうです。
上位入賞したものの、作ることが難しかったのは「納豆味」。
納豆菌はとても強い菌のため、アイスの製造設備の中に残ってしまうリスクがあり、残念ながら商品化を断念したそうです。
味覚と視覚で「宇宙」を感じる
総選挙で見事1位に輝いた「宇宙味」は、「冷たくて静かな宇宙」をミント風味で表したもの。
赤いフリーズドライいちごは「恒星」を表現。
パチパチキャンディが口の中で弾けて「星の瞬き」を感じることもできます。
視覚でも味覚で「宇宙」を感じることができるアイスクリームということです。
「ネモフィラ味」は爽やかなレモン風味。
ネモフィラで有名な海浜公園の潮の香りを、「塩ミルクアイス」で表現しています。
購入はクラウドファンディングのみでしたが、残念ながらすでに完売状態。
「IBK44アイスクリーム総選挙」は、「もしかしたら2回目があるかも」。
今後の情報はトモヱ乳業のInstagramとX(旧Twitter)で発信するので、ぜひフォローしてほしいとのことです。
おもしろポイントが3つある会社
原さんによると、トモヱ乳業はおもしろいポイントが3つある会社。
1つ目は、社長が医者であること。
2つ目は、正面玄関を入ったホールに小型飛行機の実機がぶら下がっていること。
3つ目は、牛乳博物館が併設されていること。
原さん「皆様には茨城県、そしてトモヱ乳業にもぜひお越しいただいて楽しんでいただきたいと思います」
今後商品化したい味として「水族館味」「サラブレッド味」「横綱味」、王道味としては茨城の特産品である「サツマイモ味」や「メロン味」を考えているそうです。
第2弾に期待しましょう!
(minto)