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ウニ、白子、チーズ味?「ビヨンド豆腐」の謎

ウニ、白子、チーズ味?「ビヨンド豆腐」の謎

先月、群馬県に本社を持つ相模屋食料が白子のような「ビヨンド豆腐」を発売しました。それ以外にも、ウニ、チーズなど様々な味、食感を楽しめる豆腐があるそうです。9月3日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、この「ビヨンド豆腐」について相模屋食料株式会社 代表取締役社長 鳥越淳司さんに伺いました。

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豆腐へのこだわり

ビヨンドとは英語で“超える”の意味。
「ビヨンド豆腐」とは豆腐を超えた豆腐ということで「今までにないまったく新しいタイプのお豆腐」と説明する鳥越さん。

鳥越さん「ウニのようなビヨンド豆腐も、豆腐屋なんで結局は豆腐、というのはこだわりにしています」

もちろん豆腐自体のよさも残っており、ウニのような、白子のような味がするそうです。

豆乳クリームの発見

どうやってウニのような味を作っているのでしょうか?

鳥越さん「豆乳クリームという新しい素材があり、豆乳からクリーム分だけを分けるんですが、それを使うとものすごくコクが出たり、味わいが出たりします。それをベースにいろんな豆腐を作っていきます。

どちらかというと、ウニ味の豆腐というより、お豆腐でウニを作りたい、お豆腐で白子を作りたいと思っていますので、味付けだけじゃないというのがポイントとなっています」

食感も楽しめるということでしょうか?

鳥越さん「白子の食感ってどういうの?と思い浮かべながら作りましたので、試食してもらいますと、『あ、白子だ』と言っていただけることが多くなっています」

6種類のビヨンド豆腐

現在「ビヨンド豆腐」には6種類の味があるそうです。

鳥越さん「マスカルポーネのようなチーズ、ピザにかけるゴーダチーズのようなもの。アワビのようなものも作ろうとして、いまコリコリ食感ができるようになりました」

そうした食感はどうやって出すのでしょうか?

鳥越さん「私たちのお豆腐の技術が1000年の歴史がありますので、素材として豆乳クリームがあり、技術があるので、まさに伝統と革新を融合しているようなものです」

若い女性に豆腐を

そもそも「ビヨンド豆腐」を作ろうと考えたきっかけ、10年前にさかのぼるそうです。

鳥越さん「もともとはお豆腐にまったく興味のないF1層(20歳~34歳)の女性にアピールしたいと思い、ファッションショーにお豆腐を出そうと考えました。

ランウエイでモデルさんたちに持ってもらうのに、絹と木綿じゃだめだろうと開発を進めてきたものです。

若い女性層はお豆腐に関心はないですけど、当時ダイエットのために食べてらっしゃった。身近なものではあるけれど、我慢して食べていた。
ファッションショーでお豆腐がキャーキャー言われたらいいなと思い、始めました。もういろんなファッションショーで20回以上ランウェイウォークは経験済みです」

反応はどうだったのでしょうか?

鳥越さん「最初は『なんだこれ?』という目で見られていましたが、今は『新しいのが出たんだ』とSNS上でも反響をいただいています」

最初に反応があったのは40代の女性層だったそうです。

鳥越さん「ファッションショーでは20代の女性層でした。ただ20代の女性層はスーパーにあまり行かないのでなかなか日の目を見なかったんですが、それから10年経って、その方々が30代になってきっかけをいただいているのかなと思います」

安価でウニ味を

この「ビヨンド豆腐」は、だいたい200円前後で販売されており、手軽に楽しめそうですが、東海エリアで買いたいと思ったらどうすればいいのでしょうか?

鳥越さん「イオンさん、マックスバリューさんなどのスーパー、楽天の豆腐ショップもあります」

最後に豆腐つくりへの思いを尋ねました。

鳥越さん「お豆腐はものすごい可能性を秘めていますのでそれをどんどん広げていきたいです。フォアグラも完成していますので、ご期待ください」
(みず)

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