阿鼻叫喚!夏休みの宿題ラストスパート
夏休みが明け、ほっとしているという親御さんも多いのではないでしょうか?しかしこどもの「夏休みの宿題」の提出が済んでいない家庭では、まだまだ安心はできません。8月30日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)には、「台風10号を我が子に見立てている方がいらっしゃるのではないでしょうか?」との投稿が寄せられました。台風10号とこども。一見何の関係もなさそうな両者ですが、一体どんな共通点があるのでしょうか?
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く不安とイライラがマシマシ
先の書き出しの投稿を寄せたAさん。
「夏休みの宿題を27日~28日には終わらせるかと思いきや、グズグズして9月1日までかかりそう」(Aさん)
つまり、Aさんは今回の迷走台風10号と、こどもの宿題の進捗具合が同じだというのです。
宿題をやり始めて10分で「お母さんアイスない?」。
宿題に戻って15分で「お母さん、お昼なに?」。
お昼を食べたら、「眠くなったから昼寝」。
起きてから15分宿題をやって「お母さん、晩御飯なに?」。
「こんなノロノロペースで寄り道ばっかりで、ちっとも進まない。台風と我が子の宿題のペースに不安とイライラが増しているんではないでしょうか?」(Aさん)
確かに似ていますね。どこの家庭でも起こっているであろう、夏休みあるあるです。
宿題提出のラストスパート?
こちらも宿題がらみのおたよりです。
「夏休みが終わり、こどもたちは学校に戻ってきますが、2学期始まりの1週間は“宿題提出のラストスパート”という子がクラスに2~3人必ずいます」(Bさん)
学校が始まってから、というところがポイントです。
「中学生だと午前中が授業で、午後から部活という子たちの中には、練習をしているチームメイトの横で必死に宿題をやっている姿も見られたりします。親は多分知らないでしょうけれど…」(Bさん)
小高「顧問の先生に『宿題をやるまで部活は禁止だぞ!早くやりなさい!』って言われちゃう」
宿題をきっちり提出しないと、部活に参加できない。これも夏休み明けのあるあるですね。
宿題を出さない先生
最後は、宿題が終わらないのはこどもだけではないという話。
「今週は多くの家庭で夏休みの宿題の追い上げをされていることと思います。もしかするともう学校が始まって阿鼻叫喚のお宅も多いかもしれません。学校で先生に叱られてショックを受けている子やご家庭もあるでしょう。
しかし、あなただけではない。先生も宿題を出さずに迷惑をかけることがあるんです」(Cさん)
先生の宿題とは?
「僕はカメラマンで、学校の卒業アルバム制作を手がけています。ある学校でアルバムに載せる画像を提出してもらうため、夏休み後に担任の先生に『11月までに提出を』とおねがいしていました」(Cさん)
しかし11月が過ぎて冬になり、冬休みが始まり、新年が明け、冬休みが終わってもまだ画像の提出はなし!
進行具合を聞いても「まだなんです」と言われるだけだったというのです。
こどもの言い訳よりひどい
「2月になって印刷の最終締め切りが迫ってきたので先生に提出をお願いしたところ、『だって、たくさんある中から選ぶのが難しいんで』とのこと」(Cさん)
この時Cさんの頭をよぎったのは「夏休み明けのこどもの言い訳」だったそうです。
「かといって先生を怒るわけにもいかず、やさしく提出を急いでもらうように言うだけでした」(Cさん)
大切な卒業アルバムに使う画像を、締め切りを大幅に過ぎても提出しない。
これは夏休みの宿題を先延ばしする小学生よりも、2学期が始まってから慌てて完成させる中学生よりも、何倍もたちが悪いことです。
こどもの夏休みの宿題の進捗ばかりに目が行きがちですが、大人も自分の行動に責任を持たなければいけませんね。
(minto)